いつも読んで下さり，ありがとうございます！
今回は，多治見商工会議所主催の「ファン顧客を３倍に増やす顧客満足の高め方」に出席し，わぁお！と思ったことを報告します。
「顧客満足」は，ニーズを満たすだけではうまれず，その二歩先のウィッシュを満たすことで生まれる，のです！
なぜなら，「顧客満足」は，単に物を所有することによる満足では無く，「人」とのコミュニケーションによる気持ちの満足からうまれるからです。
例えば，めがねやさんに老眼鏡を買いに来たお客様。まず，普通のパターンから。
どのような感じ，値段でお探しですか？ときいて，老眼鏡コーナーにお連れして，勧める。これで，買おうとしていた老眼鏡を所有することが出来，ニーズは満たしている。でも，「顧客満足」まで至っていない！
では，「顧客満足」に至るとは？
まず挨拶から！「こんにちは」（相手が急いでいるのかなど，様子を知る）客：「老眼鏡を探しているのですが」
ここで，「どうされましたか？」←これが重要な質問ワード。なぜ？をきく。客：「孫に手紙を書きたいのだけれど，細かい字が見えなくて」さらに，なぜ？で深掘りする。
客：「誕生日に図書カードと一緒に送ってやりたい。」→これで，お客様がなぜ求めたいのか，ニーズの一歩先＝ウォントが分かる。
ここで，さらにもう一歩先＝ウィッシュを推測する。孫に手紙を書くことで，どんな自分になりたいのか？想像してみる→手紙とプレゼントをもらった孫からお礼の電話などがあり，さらに孫と仲良くなれる自分になりたいのでは！
推測できたら，その理想に近づくためのアイデアを伝える。「お孫さんにお手紙書くのなら，今，子ども達にはワンピースという漫画がはやっていますから，その便箋で書いたらきっと喜びますよ！近くの○○で売っています！」
これで，このお客様は「この店員さん，めっちゃいい人や！」となり，値段のこともほとんど気にせず，こんないい人が勧める商品に間違いは無い，となる，と。そして，口コミなどで他のお客様にも伝えてくれたり，自分もまた買いに来よう！となると・・・気持ちが満たされたお客様は，しっかりとお金を払いたい！と思ってくれるもの。
なるほど！わぁお！と思いませんか？
そんな店員さんがいてくれたら，嬉しいですよね！感動のレストラン，と言われるようなお店も事前の予約段階でなんのため，どんな方が使うのか，などどれだけ質問し，準備するかで違う！とのこと。ジュースの自動販売機では，「この自動販売機がいいんだわ！」というこだわりは，普通ありませんが，「人」から直接買う物，サービスは，やはり好きな社長の店，好きな店員さんから買いたい！と思いますよね。
今の時代は，物やサービスが溢れていますので，同じ物，サービスでえらぶのなら，「誰から買うか」ですね！
私も「多治見ききょう法律事務所 木下弁護士」だから選んだ！と言ってもらえるよう，法律業務をすることで，ご依頼者の方がどうなりたいのか，つねにウィッシュを想像しながら仕事をしなければ，と思いました。
また，自分が今やっている経営研修にも活かして，ますます多治見市，土岐市，瑞浪市，可児市など地元の企業が元気になれるようお手伝いをしていきます！
どうぞ，今後ともよろしくお願いします。