多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

嫌われる人と好かれる人の違い~嫌われたくないあなたの28日間レッスン

嫌われる人と好かれる人の違い~嫌われたくないあなたの28日間レッスン

いつも読んでいただき,ありがとうございます♪
今回は,笑顔が抜群に素敵で,私がしんどいなあ~と思うときには,この人に話すとなぜか隠すことなく自分が出せる,安心できる,と感じてきた友人「まつざきなおみ」ちゃん(いつも,なおちゃん,と呼んでいますので,これからは,なおちゃん,と書きますね♪)が書かれた著書「嫌われたくないあなたの28日間レッスン」を読んで,気づいた「女性,ママがごきげんになる」ためのポイント,「嫌われ」ないための方法をお伝えします~

「女性がごきげんなら男性もごきげん,そうしたら,自然に子どももごきげん!」
なおちゃんが,こう思うようになったのは,メンタルブロックを解除するスキルを学び,沢山の方のお悩み事を聞いて,心のブロックを見ていく中で,「母親」との関係が切っても切れない関係にあることに気づき,ママがごきげんなら,子どもをブロックなく育てることが出来る,という思いにたどり着いたことから。

ごきげんな女性を増やすことで世の中が変わる!
ゴキゲンマインドを伝える人になろう!と決めて,「ゴキゲンマインド提唱者」として活躍されています。

そして,実は…「ごきげん」に過ごせば嫌われる心配がない。
人は自然に,「ごきげん」な人のそば行きたくなるから,周りに人が集まるようになる。

「嫌われる勇気」というタイトルの本もあり,嫌われることを怖れないで行動することで,人生が切り拓けていく・・と分かってはいるのですが,やはり「嫌われたくない」が本音。

そういう私たちに寄り添って,毎日1分,簡単に出来ることから,ごきげんになるステップを楽しく,軽く,一つずつ踏んで行き,自分で自分をごきげんにすることで,結果として,嫌われないようになる方法を伝えてくれています。

出版記念パーティでの写真,私となおちゃんを見比べると分かりますが・・・

どうしたら,こんなに素敵な笑顔を自然に出来るのか,興味深いところです!
私もあんな自然な笑顔が出来るようになりたい♪

それにしても,そもそも,どんな人が嫌われるの?
嫌われたくないあなたに「必要なもの」は?
ごきげんになるために使わない方が良い3つの言葉は?
人間関係を円滑するために必要な「相手を理解する」ってどんなこと?

気づいたことを3つ,お伝えします。

1 嫌われたくないあなたに必要なもの

私が,書籍の中で印象に残ったのは,「私のできること。得意なこと。それを,素直に出し切る。やり切る。」
ということ。

…そうなのか。他の人が出来る「常識」と言われるものが,自分に出来ないと,自分って劣っている,って責めてしまいがち。
でも,そうじゃなくて,自分が出来ることを精いっぱいすればいいんだ,それでいいのか,と心が軽くなりました。

そして,この話の前の部分,書籍の冒頭部分が,私にとっては何よりもインパクトがありました。

嫌われる人って,どういう人なんだろう・・・
実は嫌われたくないと思って行動していた全ては,自分なら好きにならないような人(≒嫌いな人)の行動だったのか・・・そういう行動をして,好きになってもらおうと思っていたなんて!(ビックリ)

この部分は,とても大きな「気づき」でしたので,お伝えするとそのインパクトが減ってしまうのが,勿体ないので,ここは書籍を是非!読んで欲しいと思います。

その「嫌われる人」「好きじゃないと感じる人」がどんな人なのか,分かってきたうえで,嫌われたくないために必要なことに関する部分を読むと,とても納得感があります。

私のできること。得意なことって何だろう・・

改めて考えると,やっぱり,私は文章を使って人に伝えることかな,と思います。
あとは,あえて勇気をもって言っちゃいますが(!),バランス感覚かな,と思っています。
色んな立場から多角的に観て公平や平等などを考えられること。
弁護士の中では,比較的緊張せず,心を緩めて話せるような風貌であること,もいいところかな,と思います♪

なので,今は,それを出し惜しみせずに「出し切る」をしたいなと思います。

文書で伝えることも「嫌われたくない」,「攻撃されたくない」という気持ちから,当たり障りなく書こうとすることがありますが・・・
やっぱり,ここは「素直に出し切」りたい,どうしても,「合わない人」はいなくならないだろうけど,自分を「出し切」らないことで,本当は好きになってもらえるはずの人にまで,好きになってもらえないのは残念過ぎる・・

みなさんは,嫌われたくない,と思って,実は反対に嫌われる行動をしていること,ありませんか?
そもそもあまり好きになってもらえない人って,どんな人か知っていますか?

2 ごきげんのために使わない方が良い3つの言葉

以前,なおちゃんには多治見に来てもらって,講座をしてもらったこともあるのですが・・
その際も確か言ってた,使わない方が良い3つの言葉。

それは,「でも」「だって」「どうせ」の3つ。
合わせて,NGワード3D(全部英語だとDから始まるからでしょうか?)というらしいです。

なおちゃんは,使わない方が良い,という言葉ではなくて,気をつけてほしいなと思う「言葉のクセ」として優しく紹介してくれていますが,確かに,これらの言葉は,その後に続く言葉が,「どうせ」私にはできないから,「だって」○○なんだから無理,「だって」私はその人とは違うから,とか,否定的な「言葉」になることが予想できそうで・・可能性を絶ってしまっているような感じ。

自分を変えたくない!と固く甲羅?で守っているような感じ,でしょうか。
これだと,なかなか,「ごきげん」になれなさそうです。

そして,この部分を読んで思い出したのは,多治見に来てくれた時になおちゃんが言っていた「絶対」という言葉を何度も使う人にも,メンタルブロックがありやすい,というような話(不正確ですが・・)。

世の中には,「絶対」こうであるべき,これが「絶対」正しい,ということはないにもかかわらず,そのように「絶対」があるように自分が思っていて,自分の心をがんじがらめにしてしまっている・・というような意味で受け止めて,当時,すごく,インパクトを受けました。

確かに「絶対」こちらが正しい,ということが強ければ強いほど,自分の行動にOKを出せなくて,しんどくなってしまったり,相手とも衝突してしまう。結果として人間関係も破壊されやすい。

法律的な紛争場面では,まさにそれぞれの立場で自分の「正しい」を主張する場面とはなるのだけど,それが「絶対」に「唯一」正しい,と思っていると,本当に話し合いでの解決は難しいことになる。

もちろん,弁護士として関わっていると,何もかも相手に譲ってしまえばいい,という訳じゃない場面があること,自分なりの「正義」を貫くことが大切な場面があることは分かっているので,それをやめた方がいい,ということではなくて,ただ,それは自分が思う「正義」で,「絶対」的なものではない,という感覚を持てると,どんな結果となったとしても,気持ちが少しは楽なのではないかな・・・と思った。

「絶対」という言葉は,「絶対何とかなる!」というような心が軽くなる言葉とセットで使うと印象も違うので,3Dワードと違って,使い場面や使い方にもよって「絶対」に(笑)使わない方が良いということではないと思います~

みなさんは,日常生活で「ごきげん」になれる言葉,使っていそうですか?
もっと「ごきげん」になりたいのに,知らないうちにNGワード使っていませんか?

3 相手を理解すること

「ごきげん」ですごすには,自分自身との関係が築けたら,その次には,「他人」との関係,人間関係の問題も大事。

「相手を理解すること」と「相手を受け入れること」は全く別のこと。
「相手を受け入れること」は心が「うん」と言わなければ無理だけれど,「相手を理解する」ことは出来る。
「相手を理解する」際の3つの視点。

①「自分と立場が違う人とは見えている景色が違うということを理解する」

社長と社員では考え方が違う。正社員とパート,専業主婦,男性と女性,子どもがいるかいないか・・でも違う。
私自身の最近の問題ですと,子どもと離れて住む親(別居親),子どもと一緒に住む親(同居親),子ども自身,みな違う。

②「同じ人でも,そのときの状況によって変わるということを理解する」

いつもなら優しい言葉をかけてくれる人でも,あまりに体調が悪かったり,疲れていたりしたら,余裕を持てないこともある。
これも本当に,子と一緒に住んでいる親の心身の状況(穏やかでいられるか,色々なことへの対応で疲弊してしまっているのか,など)で子への接し方が変わってしまうことを改めて思いました。

③あなたがあなたの「大切にしたいこと」を大切にしてほしいと思うように,相手も自分の「大切にしたいこと」をあなたにも大切にしてほしいと思っている気持ちを理解する。

これも本当に大事なこと,と思いました。相手にだけ自分の大切にしたいことを押し付けて,相手の「大切にしたいこと」を理解しようとしないと,「俺が正しい。お前の言うことはおかしい」ということで,いわゆる「モラハラ」といわれるような,人格の否定,お前は間違っているという考え方,行動にもつながりやすい・・

自分の「大切にしたいこと」を理解してもらえない人とは,やっぱり一緒にはいられない,と思う・・
そして,「大切にしたいこと」をもし理解できたとしても,それがちょうど,衝突してしまって,お互い受け容れ合えないなら,離れるしかないときもあるとも思う・・

「受け入れること」と「理解すること」は違う。
これは,なおちゃんと一緒に学んだ講座で師匠が言っていた「素直」の意味に近いかなと思いました。

「そうだね,あなたはそう思うんだね」と言うのと,だからと言って,それをそのまま自分が受け入れて,従うのとは違う。

でも,やっぱり,「理解すること」も「受け入れること」も出来ない場合もある。
そういうときは,「今後どうしていくかは,あなたが決めればいい」というこの書籍の言葉は,心を軽くしてくれてありがたかったです。

みなさんは,誰かの意見を,頭ごなしに「おかしい」「無理」と否定することはありませんか?
発言している相手が,何を大切にしているのか,考えてみたことってありますか?

まとめ 見方を変えるとごきげんに

私は,これまでつらい出来事があったときに,なおちゃんと話すことで,なぜか,そこでは,何かこう,鎧を脱ぎ捨てて弱い自分も見せて話していい気がして,楽になった。

そんなときなおちゃんが,「何を話しても許される,否定されない,と思えたときに話せるんだよ」と言うようなことを言われて,あ・・そうなんだな,と思ったら,泣けた。

出版記念パーティーでなおちゃんの話を聞いて,また,この本を読んで,やっぱりなおちゃんは,相手をそのまま「理解しよう」と思って聞いてくれているからなんだな,と思った。
一つ一つの言葉に様々な「気づき」があるから,これまで自分の「見方」で見て,勝手に暗くてしんどい世界と思っていたものが,「見方」が変わることで,世界をもう一度違う世界としてみることが出来て・・・「ごきげん」への一歩が踏み出せる。ありがとう。

そして!同じ講座で学んで,これまた私の大好きな公認会計士の勝野弘志先生が,なおちゃんに言われた言葉で自分のことを大好きになった,というエピソードもとても好き。ここに紹介します♪

「ふと思った。俺の人生が変わった瞬間っていつだろう?
人生のなにが変わったか?それは,自分のことを大好きになったこと。

振り返ると,きっかけはこれだ。
松崎 直美さんから聞いた話。それは「ありがとう」のお話。
====
ひとから褒められたとき,それを否定せずに「ありがとう」っていうんだよ。
そうしないと,褒めてくれたひとに「ありがとうポイント」が貯まらないからね。
====
なかなか日本人って褒められ慣れていないので,褒められると照れちゃったりして
「私なんてそんな,,,」
みたいに否定しちゃうんですよね。謙遜という文化かな。
でも,それだとせっかく褒めてくれた相手に「ありがとうポイント」が貯まらないんだ!
その話を聞いてから,褒められたときは照れたり否定したりせずに,素直に受け止めて「ありがとう」と言おう,と決めた。
それは,「素直に受け入れる」というよりはむしろ「相手のためにありがとうと言おう!」ということで,最初は褒められたことそのものを受け入れることはできていなかったように思う。

でも,言葉の力はすごい。
褒められたときに,それを否定することなく「ありがとう」というだけで,そこに意識が向くのか,無意識のうちにしみこむのか,それはわからないけど,いつのまにか受け入れられるようになっていた(笑)
・カッコいいですね→ありがとう
・ダンディですね→ありがとう
・背高いですね→ありがとう
・イケメンですね→ありがとう
・ステキですね→ありがとう
・大好きです→ありがとう

絶対に否定しない笑
褒められる→受け入れる→自信がつく→自分を好きになる→輝く→また褒められる
というサイクルで,どんどん自分を好きになっていく。
・自己肯定感の低い人
・自分に自信のない人
・自分のことを好きになれない人
は,難しい本やら高額のセミナーやらで勉強しなくても,「ありがとう」を口癖にすればいいのです。
相手の言葉はもしかしたら本音じゃなくてお世辞かもしれないけど,それでも「ありがとう」と言う!それだけでいい。
ありがとうは魔法の言葉だな。」

このエピソードも,なおちゃんの「ひと言」が人から褒められた時の「ありがとう」の意味,味方を変えてくれた言葉がきっかけになっていると思う。
なおちゃんは,そんな素敵な「見方」を変えるひと言をとても自然に伝えられる人,です。
だから,自分自身も,自分で「こぎけん」にすることが出来て,ごきげんな仲間が周りにも自然に集まってくる・・

今回の本にも,そんな「見方」を変えてくれる沢山の気付き,日常の「見方」を変えてくれる言葉,特に私の場合は「嫌われる人」「好きでない人」ってどういう人?という部分に大きな気づきがあり,とても楽になりました。「嫌われたくない」と思っている方,良い人間関係を構築して「ごきげん」に過ごしたいと思っている方,冒頭のなおちゃんのような笑顔が出来る人になりたい,と思ってしまった方(笑)に,読んでいただけたら嬉しいです♪

誰からでも「ごきげん」は始められると思うし,その「ごきげん」はドンドン伝播する,と思うけれど,女性,母親がごきげんになったら,周りの男性や子供たちに与える影響はやっぱり大きいと思うので,特に女性の方には読んでいただけたら嬉しいです♪

これからも,自分自身の子ども達,家族,友人のため,
そして,弁護士として,うちに相談に来て下さる依頼者の方々のため,
母としても,自分自身も周りにいる家族や友人も「幸せに生きるための方法」「軽く,楽しく,健康的,心豊かに生きる方法」「ごきげんでいる方法」学んでいきたいと思います。

引き続き,研究報告,活動発表,致します!

それでは,
このブログを読んで下さった,女性,お母さん,そして,人間関係を少しでも円滑にして「ごきげん」に過ごしたいと思う会社に勤める方,経営者の方,お父さんたちが「嫌われず」,自然と周りに人が集まってしまう方法,ごきげんに過ごすための方法として一つのヒントとなりますように。

今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!