女の機嫌の直し方~男性脳・女性脳

いつも読んでいただき,ありがとうございます。


また,先日私自身の初出版では,沢山の方に応援戴き,ありがとうございました!
おかげさまで,6部門で1位を取ることが出来ました。

同級生・ご友人の皆様の温かい心が本当に身にしみました・・大感謝です。

さて,今回は,魅力的な書籍「女の機嫌の直し方」(黒川伊保子 著)」のご紹介です。
著者は,人工知能を研究する理系女子。
その立場から男性脳・女性脳の違いからくる「行き違い」を論理的に説明しているところが私にとっては,魅力的でした。

元々は,私が夫と喧嘩していたところ,夫が買ってきて読んでいた本です(笑)。
私も読んでみると・・なるほど!と思うところばかりで,いつかこんな本を私も書けたら~と思いました。

 

沢山の離婚案件を取り扱う中で,私自身感じていた男性と女性の「考え方」,「感じ方」の違い

どうしたら,夫は「妻」との考え方の違いに気づいて,離婚を避けられるのでしょうか?
女の機嫌の直し方は?
男性脳と女性脳には違いがあるのか?
熟年離婚をした夫婦で,妻が夫に離婚を切り出したときの最初の台詞とは・・?

沢山ポイントはありましたが,
私が,印象に残ったポイント3つをお伝えします。

 

1 男性脳と女性脳

最近,男女の脳には性差はない,と言われることもある。
確かに,研究結果から,そのようなデータも出てきているとの情報も聞く。

けれど,著者は,実際に人工知能を作る立場から,やはり,男女の脳は一つの処理系に載せられるようなものではない
つまり「男女脳差」は歴然と存在する,と言っています。

スパイロボットを作るなら・・
遠くと近くを交互に見て,距離感をつかみ,物の位置関係や構造を素早く把握する「男性脳」型と,
物の表面をなめるように見て,針の先ほどの変化も見逃さない「女性脳」型

男性脳型は向こうから飛んでくる物に瞬時に照準が合い,対応でき,
女性脳型は,身の回りに「あってはならないものがあれば」見逃さずに対応できる。

この異なる「ビューセンサー」をもつ両方のロボットが一緒に行動することで,生存可能性が上がる。

一体にこの両方のビューセンサーを搭載すると,同時にすぐに対応すべき問題に対して,競合干渉してしまう。
例えば,向こうから飛んでくるミサイルも,足元の地雷も最重要案件だとすると,どちらを採用すべきかで時間を取られ,動けなくなってしまう・・

なので,男性脳,女性脳をイメージして各ロボットを作るのが最良の方法なのだとか・・(びっくり)
この脳の違いが,対話でも出てくる。

男性は,最初にゴール(話の目的・結論)を知りたがるけれど,
女性は「ことの発端」から語りたがる,という違いになって現れる,とのこと。

もちろん,男性全てが「男性脳」型のわけではないし,女性全てが「女性脳」というわけでもない。

けれど,相談を受けている立場の実感として,
どちらかと言えば,自分自身も含めて,女性は「ことの発端」から話したい,という場合が多いと感じるし,
男性はそうではないケースが多い。

発達障がいは,現在,何らかの「脳の構造上の問題」から生じていると言われているけれど,
その発生率を見ても,男性の方が優位に多いとされている。

著者は,その違いは,長らく狩りをしてきた性と子育てをしてきた性に振り分けられたもので,どちらも人類に不可欠の才能と言われている。
(私も,こちらに書いたように,感覚的にその差を感じてきたので,理系女子に同意してもらえて嬉しいです)

なので,やっぱり,私は・・・色々な研究はあるけれど,男性に多い脳の傾向と女性に多い脳の傾向は違うかな,と思う。
それを前提に対処した方が・・成功する確率が高そうなので,そう考える方が「実践的」という意味で採用しています。

みなさんは,どう思いますか??

 

2 女の機嫌の直し方

女の機嫌を直すには・・・
「真摯に謝ること」しかない,らしい。

しかし,単に「ごめん」と言えばいいわけではない。

「気持ちに言及して謝る」ことが大事。

例えば,待ち合わせの時刻に遅れたとき・・・
男性は,遅れた理由を言いつのるけれど,そうではなく,気持ちに寄り添う。

「あなたのような人を,こんな寒い所に20分も待たせて,どうしよう・・・本当にごめんね」という感じ。


私の父は,母に謝ったのを見たことがない。
そもそも,男性が女性に謝るのは,「プライド」もあって,なかなか難しいのかも知れないな,と思います。

うちの夫も,なかなか自分からは謝ってくれない。
私は,すっきりしない(早く仲直りして,次のことをしたい)ので,「謝って欲しい」と夫に言うと謝ってくれる,という感じです。

しかし!なんとなく,それでもすっきりしない感じは・・これだったんだ。
「ごめん」って言うけど,適当に口先だけで言ってない?本当に私の気持ち分かってくれてるの??と思っていた気がする。

女性脳は「共感脳」とも言われるように,気持ちに寄り添ってもらいたかったんですね・・


この本を夫が読んだ後,再度夫と喧嘩したら(←喧嘩しすぎですか?),夫の謝り方が変わっていた・・・
まだちょっと,ぎこちないけれど,いい感じになっています(笑)。

こんな事を書くと,上から目線に思われて,不快にさせると嫌ですが・・
男性も,女性脳の特徴を知って,マニュアル的に対処できれば,
喧嘩後に快適に過ごせるよう復旧する,という「目的」に早く達する気がします。

この「共感」は女性が心を癒やされて復旧するために,とても大切と感じるので,
女性側がこの部分を譲って対処するのはとっても難しい気がします・・

男性,女性,両方のために,女の機嫌を直すには,「気持ちに言及して謝る」テクニック,男性が身につけてもらえると良いですね。
女性も,自分の脳の構造の特徴と男性脳の違いに気づいて,謝らない理由,謝り方に不満があるかも知れないけれど,コミュニケーションしつつ,多少大目に見られると良いかな(私自身見られていないのですが・・)と思いました。

 


3 一緒にいる意味が無い

熟年離婚した元妻に,「夫に離婚を切り出したときの最初のセリフを教えて下さい」というアンケートをした。
そのときに,圧倒的な1位だったのがこの言葉。

女性は,この言葉を戯れでは言わない・・らしい(確かに)。

もし,この言葉を言われてしまったら・・
どうしたらいいのでしょうか?

別れる気が無い場合には,一秒たりとも黙っていてはいけない
黙っていれば,確実に離婚へと進んでいってしまう・・

「馬鹿なこと言うなよ。一緒にいるだけで意味がある。そんな女はおまえだけだ」

心を込めて,「きみしかいない」ということを伝えると,女性脳を惹き付けることが出来るそうです。


ただ・・・この言葉が発せられた時点で,かなり深刻な状態なので,この言葉だけで完全修復は難しい
その後の積極的な修復作業がいるようです・・・


どうしたら,そもそもこのようなセリフを言われること自体,避けられるのでしょうか?
女性が,「一緒にいる意味が無い」と思わない,つまり,「この人と一緒にいる意味がある」と思う場合は,どういう場合でしょうか?

やはり,女性脳は「共感脳」(の場合が多い)なので,自分の気持ちを分かってもらえたとき,相手の気持ちも分かったと実感できたときのような気がします。

男性もお仕事で忙しいでしょうが・・そして,お仕事のことも話さない男性が多いと思いますが・・・
女性は話を聞いてくれる,話をしてくれる,ことで自分の存在意味,一緒にいる意味を感じることがあると実感します。

脳の構造・特徴を意識して,たまには,結論を求めない話も・・・してみると,離婚に直結する言葉,
「一緒にいる意味が無い」を避けられるかも知れませんね。

 

まとめ 違うからこそ

この本が魅力的なのは・・
著者が,常に,男性脳と女性脳が違うからこそ,「愛しい」という温かい目線を持っていることです。

「繊細で公平で,使命感に溢れる,美しき天才脳。それが男性脳の正体」
「この世に,男性脳がなかったら,本当につまらない」という。

女性は,ほ乳類のメスとして,自己保全が第一に重要なこと。
そのために,「つらい」「ひどい」「怖い」という自らを脅かす事態に伴う感情が起こったときに,
忘れないよう脳が強く反応する,と考えている。
「女性は感情的」と言われるけれど,それは,自分や子ども達,家族を守るため

しかし,感情に支配されていると,ストレスがかかるので,一掃したい・・・
それが,「周囲に気持ちを訴えて共感してもらえること」と分析してくれる。


最初に書いた男性型ロボット・女性型ロボットが一緒に行動することで,生存確率も上がる・・
それぞれ違うからこそ,意味がある,と思えることで,男性も女性も相手を尊重できるし,楽しいのかも!と改めて思いました。
それが分かっていれば・・離婚を言い渡される,という事態は避けられることも多いように思います。

夫婦で何か一つのことを優先的にやる,職場で何か男性・女性がひとつのプロジェクトをする,という場合には,その脳の構造の違い,ビューセンサーの違いから対立して,ストレスになることもあると思います。

しかし,その場合でも,どちらが間違っている,とか,どちらが優れている,と決めつけるのではなくて,その目線の違い,お互いが果たしている機能・良いところを意識しながら,対話して,よりよい決定をして行けたら素敵だな,と思いました。


私自身は・・女子だけれど,女性の中では男性脳的な部分が強いと思う。
だから・・女性(妻)のご相談を聞きながらも,相手の男性(夫)の考え方,思考回路も分かるな~と思うときも多い。

これを活かして,男性と女性の「考え方」「話し方」の違いを伝えられる,「繋ぐ人間」になる,
というのが今の自分の使命だと思っています。

今回の自分の著書も,女性が男性に伝える場合に意識すべき「論理的」な「話し方」が出来るように考えて書きました。
裁判所は,どちらかといえば,公正・公平を重んじる「男性脳的」考え方をするところ。
裁判所の「考え方」を理解して,伝えられるようになるため,裁判所と一般の方達(特に女性脳の方)を「繋ぐ人」としてお役に立てたら嬉しいな・・と思っています。

この「女の機嫌の直し方」には,まだまだ,使えるノウハウがいっぱいです。
職場で,どのように声をかけると女性職員のやる気が上がるのか・・・
女性に「なんでわかってくれないの?」「○○と私,どっちが大事?」と言われたときの対処法など(笑),
日常生活で役立つ内容満載。

「ナンバーワンホストが使う,女性にいう魔法の言葉」
「女性はなぜ,転びそうになって転ばなかった話をするのか?」など,興味深く,うんうん分かる,とかクスッと笑える話も沢山です。

オススメです!

 

それでは,
このブログを読んで下さった男性の皆様が,
女性脳,男性脳の神秘に気付き,「女の機嫌の直し方」のヒントが分かりますように…
そして,夫婦や職場で男女が気持ちよく過ごせるように,お互いのビューポイントを活かした声がけをし,夫婦,職場としてのミッションを最高の形で進めていけますように!

今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!

 

 

この記事を書いた弁護士

木下貴子
木下貴子
岐阜県多治見市で初の女性弁護士となり18年目。
岐阜県立多治見病院など地元事業者の顧問弁護士を務め,法律のみならず経営に関するアドバイスも行っています。
個人のお客様には,離婚,相続,不動産案件を多く取扱っています。
著書「離婚調停は話し方で変わる」は,Amazonランキング「法律」部門ほか5部門で第1位を獲得。
相談は,親身,気軽,自分で決めるをモットーとしています。お気軽にご相談ください。

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