多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

行列のできるラーメン店で味よりも大事なもの~長浜ラーメン一番軒創業者三木規翔さん

行列のできるラーメン店で味よりも大事なもの~長浜ラーメン一番軒創業者三木規翔さん

おはようございます♪今回は,私が入会している「とうしん青年経営者クラブ」にて,私の住む岐阜県を含め東海3県に博多ラーメンの文化が無かった頃に博多ラーメン店を出店し,ラーメン職人選手権3連覇を果たした『博多一風堂』の大将さんから直々に,名古屋のライバルとして認められた三木規翔さんの講演をききましたので,シェアします♪

テーマは,「凡事徹底」でしたが,人気ラーメン店になるまでには,生い立ちから含め多くの困難があったにも関わらず,乗り越えてこられ,何と言っても,新型コロナのことで暗くなりがちな今の状況でも,ハキハキとした明るく響く声での講演に元気と勇気をもらいました。

行列のできるラーメン店になるには,何より味が大切…
商売をするのであれば,沢山の顧客から選んでもらうには,商品,サービスの良さが不可欠…
そう思いそうなのですが,実は,それよりももっと大事なものがある。

人気のあるお店,顧客から選ばれるお店になるために,私が大事なんだ!と改めて感じた3つのポイントをお伝えします。

1 笑顔

講演の中で,何度も「笑顔」という言葉が出た。

父が退職して自営業を始めたけれど,上手くいかずに借金を抱え,取立もきて,隠れるように過ごす日々。
中学校の頃から,次第に貧しくなって,母が苦労をしていたこと。

その中で思った,自分が働いて,食料を買ってあげて,母を幸せにする。笑顔にする。

…身近な人,母親を助けたい,という思いに母親目線でも感動した。
でも,お母さんは命を絶ってしまった。

母の死により,自分の存在意義を考え直したとき,もっと広く
「ラーメンを通じて喜びを与え,ひとさまから必要とされる人間となる」ことと考えた。

今,お客さんが笑顔でラーメンを食べている。楽しそうに心も満足している。

ディズニーランドにまた行きたくなるのは,働いている人も笑顔で楽しそうに働いているから。
飲食店以外でも同じ。働いている人が盛り上がれば盛り上がる。

楽しい言葉を使うと(楽しく)変化する。

笑顔って,本当に人を幸せにしますね。
笑顔になれる場所に,人間ってやっぱり行きたいんだな‥と改めて思いました。

そのために,自分自身がまず笑顔になる。
働くスタッフも笑顔になれるように考える。使う言葉も「楽しいもの」を選んでいく。

みなさんの職場は笑顔に溢れていますか?
みなさんは,笑顔で働けていますか?
そこにくるお客さんは,笑顔になっていますか?

2 ツイてる

ふつうはあまりこの言葉に着目しないかもしれないけれど…

私はどんな状況でも,自然とこの言葉を言える,ってやっぱり威力がある,と思った。

豚骨ラーメン店を東海地区で始めたとき,この地区では,使われていない豚の骨部分(首より上の骨)を使うため,それまでお願いしていた肉屋では仕入れできず,トサツ場に行ってお願いしていたところ,捨てている部分だから「タダでいい」と言われた。

そこで三木さんがお話しながら出た言葉が「ついてますよね」
自然と出ていたのが,印象的だった。

確かに仕入れの重大な部分となるところが無料って本当にツイてる。幸運。

これまでの生い立ちを考えたら,自分の人生,なんて苦労ばかりだろう…と思ってしまっても仕方ないような出来事が沢山あるけれど,きっと,それでも腐らず,自分が誰かを笑顔にするために出来ることをコツコツやり続けてきたからこその神様からの手助けなのかな,と思った。

大事なのは「与えられたものをどう使うか」という話もされた。

自分には他の人と比べるとあれがない,これがない,と思ってしまいがちだけど・・・
与えられているもの,今あるものの方に目を向けられる姿勢,今あることに「感謝」する姿勢を感じる。

それまでの様々なことは置いておいて,そのときあったことに着目して,自分って「ツイてる」とふわっと,軽く言えることに繋がっているのかなと思った。

「ついていますよね」って言ってもらえると,何か・・・聞く方も安心感がある。
発言した人の周りへの感謝が伝わるからかな。

みなさんは,自分にも聞く相手にも安心感をくれる「ツイてる」使ったりしますか?
「ついてない」「なぜ私ばかりこうなんだろう・・・」言いたいことはたくさんあっても,
「ツイてる」を言うと,心が軽くなる,私もとても好きな言葉なので,これからも使っていきたいな,と思います。

3 味より意気込み

三木さんのお店にラーメンを食べに来た,ラーメン職人選手権3連覇の『博多一風堂』の大将から言われた言葉。

「命かけてラーメン作っとるやろ」「空気感やばいよね」
お客さんが「笑顔で食っとるやろ」「楽しそうに心も満足している」

ラーメン屋だけじゃなくて,すべてのビジネス,仕事は「意気込み」が大事らしい。
そこにかけている「本気」が相手に伝わる。

三木さんは,大阪で修業をして一旦独立したけれど,納得できず,
「ラーメン研究のため修行に行きます」と店のシャッターに張り紙をしたまま博多ラーメンの屋台に修行に行った。

賃金が払えないから雇えない,と言われたところを賃金はなくてもいいから,と修行させてもらって再開店。
そこから,このいきさつを知っている当時のブロガーさんたちが面白い!おいしい!と口コミが広がって,繁盛店に。

そこに,当時名古屋で人気のあったグルメ番組のディレクターさんが,ド真剣にお店に通ってお願いされたことで,それまでは目の前のお客さんを大事にする,という気持ちから取材拒否をしていたところ,「この人は自分がやりたい番組をやりたい」んだ,と自分の気持ちに通じる熱意を感じて,ラーメンの企画に出ることになった。

そこで,当時ラーメンチャンピオンになった一風堂さんが名古屋に出店するということで,一風堂さんの河原社長が名古屋のラーメン店を巡って,ライバル店を探すという企画で,選んでいただきさらに有名になった・・・とのこと。

このエピソードの中にも,「本気」で「ド真剣」にやっていると,自分の望みがかなう,本人は頭ではまだ気づいていないような深層の思いが実現される・・・と感じた。
そして,お店って,大きくしたいって思って大きくなるものじゃないのかも・・・と改めて思った。

大きくなった方がいい,って周りに思う人が多くなれば,自分でも思っていない,気づいていないとしても,自然と大きくなるように周りからの助けがある。

自分がド真剣,本気でやっていると応援してくれる人が現れる。
それは,ライバルのような形で現れることもあるけれど,一生懸命行っている人同士って応援しあえて,気持ちよく繋がれるんだな‥とも改めて思った。

これだけ,こだわって作っているから当然味もおいしいくなるのだろうけれど・・
そこにかける思い,お客さんを笑顔にしたいという熱意,「意気込み」って伝わるんだな,と思った。
そのエネルギーに惹かれるように,人って集まるのかも。だから,楽しくなって笑顔になれる。

「お客様から選ばれる」「人気店になる」「売上を上げる」ためにやる,というような形式的な目標,スキルだけの追及をしても,お客さんには見抜かれてしまって‥

もっと深い,お客さんに笑顔になって欲しい,喜んで欲しい,どうしてもおいしいラーメンを食べて幸せになって欲しい,というような「愛」「思い」があるからこそ,それが伝わって喜んでもらえる,結果として選んでもらえるということなのかな,と思った。
本気の人って,確かに魅力的で・・・パワーを感じる。一緒にいると楽しい。応援したくなる。

何のために,この仕事をしているのか?それに今本気なのか?
仕事を通じて自分らしい「思い」「愛」をどう伝えたいのか?

なかなか上手くいかなくて,壁にぶち当たることも多いけれど,それでも私も目の前の人を笑顔にしたい。
あなたが生まれて良かった,あなたって,とても素敵に頑張ってる,って私は思っていることを伝えたい。
来た時よりも,相談後は心が軽くなって,1回でも笑顔になって,帰ってもらえたら嬉しい。

メルマガやYouTubeなど直接会うのではなくて,離れたところで私に関わって下さる人も,少しでも関わってもらうことで,心が軽くなってもらえたらいいな,と思っています。
そのために,これからも伝えたいことの研究と発信は続けていきたいな,と思います~

まとめ 凡事徹底とは

講演テーマでもある「凡事徹底」という言葉を三木さんは大切にしている。
言葉の意味自体は「なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと」

実際には何を徹底しているか・・・

「自分自身を信じる心を忘れず,どんな状況においても常に成功するイメージを持ち,チャレンジし続けること」
「成功の反対は失敗ではなく,本当の失敗は何もしないこと」

という話をされた。

チャレンジすることって,私にとっては,「当たり前」に出来ることじゃない気がするけど・・・
三木さんにとっては,それが当たり前のこととして徹底的にできているのかな,と思った。

「死ぬよりはかすり傷」という話もあったから,
色々チャレンジの結果としてトラブルが生じたとしても,死ぬことを考えたら,たいしたことない。
すべてかすり傷。
これまでの人生がいろいろあったからこそ,自信を持ってそういえるのかな・・と思った。

私自身も時々,弁護士として通常通り仕事をして,全ての発信もやめて,大人しくしてれば攻撃もされないのにな…と思ったりすることもあるけど,

自分の「この」人生は一度きりだから,悔いのないように楽しみたい。
生まれてきて良かった,一人でも多く,誰かの役に立てた,って実感したい。
失敗や非難を怖れて行動しないよりは,出来ることをやり切って,生まれてきてよかったな,楽しかったな,人の役に立てたな…と思って死にたい。

「自分を信じる」その気持ちもとても大切だと思った。
「自」分を「信」じてやる,最初は上手くいかなくても,諦めずにまた工夫して違う手をやってみる,一歩でも進む,それがさらに「自信」に繋がる。

私も,何があっても,チャレンジすることを続けていこう!,と改めて勇気をもらいました。
東濃信用金庫の森田部長さんが三木さんの創業時に関わって下さったことからの今回の講演と聞いています。
東信の方にも企画,準備,運営,本当にありがとうございました!

このブログを読んで下さる方にも,三木さんのエネルギーが届いて,少しでも元気になってもらえたら嬉しいな,と思います。

このブログが,経営者の方々,スタッフもお客様も笑顔あふれる大繁盛店になるためのヒントとして,お役に立てますように~
また,今家族関係,日常生活でも困難を抱えている,という方にとって,それを乗り越えていくための「考え方」と「行動」のヒントになりますように~

今回も,最後まで読んで下さって,ありがとうございました!