子どもたちが未知の時代で生き残るために必要なもの~探究学舎

いつも読んでいただき,本当にありがとうございます。

今回は,夏休みに子どもたちと受けた「探究~生命進化編」の授業があまりにも良く,
大人でも役に立つことが沢山あったので,気づいたことをシェアします。

講師は,高校も塾も行かずに京都大学に進学という特異な経歴を持つ宝槻泰伸先生。大学卒業後すぐに起業。映画や漫画,小説・キャンプなどから学んだ経験を活かし,小学,中学,高校,大学,教育委員会,PTA,職業訓練校,民間企業など様々な場所で講師としても活躍されています。

雑誌・新聞・テレビなど多くのメディアで紹介され,『NHKニッポンのジレンマ』にも出演されたようです。5児のお父さんでもあります。(詳しくは,こちら

授業を受けたときの子どもたちの目が印象的でした・・こんなキラキラした目をして授業を受けるんだ~
言われなくとも,こんなに進んで勉強するんだ・・・

そして,ある場面では私が感動して泣きそうに・・

ということで,
大人も役立つ生物として,事業体として生き残るために大切なこと
子どもたちが言われなくとも,学びたがる勉強方法,
子どもたちがこれからの時代でも生き残るために必要なこと

について

3つお伝えします。

 

1 強いから生き残れるのではなく
 

生命進化編では,私たち人間=ホモ・サピエンスが生まれるまで,どのように進化してきたかを学びます。

脊椎動物の祖先と言われたピカイアから,人間に至るまで私たちの祖先はどう生き残ってきたのか・・・
環境が変わるたびに,多くの生き物がその環境の中で生き残れるように変化した。

巨大化することで,王様のように君臨し,他の生物を捕食してその時代,その時代を生きた生物もいた・・
けれど,私たちの祖先は,そのとき,どうしたのか・・・?

同じように巨大化して,対抗しようとしたのか・・?

そうではありませんでした。

私たち祖先は,その場所を去り,新たな環境で生きる道を選びました・・・
海で王者がいたら,川へ逃げ・・・
川に王者が現れたら陸地に逃げ・・
陸地にも王者が現れたら木の上に逃げ・・・

何か,聞いた時すぐにカッコイイ!と憧れる生き方ではないのかもしれないけど・・
生き残るために逃げる,という生き方って,スマートで素晴らしい!
・・・その結果,人間が今の時代に生き残っているんですもんね。

そして,違う環境では,今までの自分のままでは生きられない・・
水中の空気が薄ければ肺呼吸できるようにし,より息が吸えるよう横隔膜をゲットし・・・
自分を「変化」「進化」させないと,いけない・・・

巨大化していった多くの生物は絶滅して,その子孫は現代に残っていないとか。ビックリ。

事業体としても単に大きくなっていくことだけを目的とすると,同じ目に合うかも・・と怖くなった。
大きくなりすぎて,エサが沢山必要となってしまうと,急な環境変化には対応しづらい・・
日本を代表するような会社が事業の解体をしていっている事例があるのも・・同じなのかも。

環境が変化したとき生き残った哺乳類の子孫は,とても小さくて,エサも少なくてすんだものたちだった・・

みなさんの事業は,なんのために組織拡大をしていますか?
・・私は,組織を大きくして戦う,ということだけを目的に事業を拡大しようとするのはやめよう・・と改めて思いました。
変化に柔軟に対応するために意識していることは何ですか?

 


2 ホモサピエンスが生き残ったのは


サルから,二足歩行を始めた猿人。
その後,探究では大きくいうと原人,旧人,新人・・・と進化したととらえていた。

旧人に分類されているネアンデルタール人。
でも,ホモサピエンスの直接の祖先ではないとされる・・

脳の容量も大差ないネアンデルタール人。体格はがっしりとしていて,力も強かったらしい。
なのに,ホモサピエンスが生き残ったのはなぜなのか?

・・答えは「のどぼどけ」にあったという説があるらしい。

ホモサピエンスの「のどぼとけ」の方が,会話をするのに適していて,
話が上手にできた=コミュニケーションが上手にできたと考えられているとか。

そのため,集団での狩,役割分担など協力することで,体格的には劣勢でも,生き残れたとか・・・

面白いですね!

人間を人間づけているのは,「コミュニケーション」をする力,なのかも。


ちゃんと話して,思いを伝えなければ,違う考え方を持つ者同士が一緒に協力して生存することは難しい・・

組織として拡大する,しないに関わらず,
コミュニケーションを通じて仲間と協力し合い,
ゆるくつながっていけることが事業体としても,人としての生き残るために必要なのかも。

これからも「話し方」「伝え方」については,ずっと学んでいきたいと思いました~
 

みなさんは,話さなくても分かる,と思っていることはありませんか?
夫婦関係でも,会社でも,友人関係でも,コミュケーションは一緒に生き残るために大切なスキルになりそうですね!

 


3 なぜ学ぼうとするのか?

今回の授業は2日間の連続授業だったのだけど,
娘(中1)は,1日目の授業が終わった後,2日目に控えている「かるた大会」に向けて,めっちゃ勉強していた・・

いつもは,「勉強いつやるのかな~(ひきつった笑顔)?」と言っても,全く知らん顔していますが・・

1日目の授業終了後,おなかが減ったので夕飯を食べようとしても,早く勉強したいから,早くご飯を終わらせよう。。と言ったり,
これから勉強するから手伝って・・と言ってきたり,

しまいには弟(小3)にも一緒に勉強しようと言って,かるたを作らせたり・・・

見ていて面白かった。


いつも,こうやって言われなくても勉強してくれたらいいのに!!(笑)

 

娘の勉強意欲を高めたのは何だったのか・・・?

色々要素はあるけれど,娘に一番響いたのは,チームで戦うことだった気がする。


探究では,予めグループ分けがされていて,グループで得点を競い合う。
かるた大会では,そのグループを代表して,他のグループの子と一緒にかるた取りをする。
そこで,とった得点がグループの得点に加算される~

娘はそのかるた大会で沢山かるたを取って,チームに貢献できるのがとても嬉しかったらしい。


他にも,勉強で学んだことを早押しクイズで当てたり,
今まで貯めたポイントをかけて,クイズに挑んだり・・・

子どもたちが興奮して学ぶ仕掛けが沢山あった・・・


かるたなどの「ツール」,楽しくするしかけづくり,ゲームのようなカリキュラム,
チームで協力しながら競うことの楽しさ・・こういうことが子どもたちの学びたい気持ちを目覚めさせるのかも!と思いました。

家ではなかなかここまでのツールづくりはできないし,
チームで競うことの楽しさも体験させるのは難しいから,
とってもありがたいと思いました。

ノルマで競うのは,つらいかも・・・だけど,大人の仕事の現場でも,楽しくチームで競える要素があったら頑張れるのかも・・

うちの事務所のメンバーをチームと考えたら,どのチームと楽しく競い合っていくのかな・・?と考えたりしました。

 

みなさんの仕事の現場には,学ぶこと・仕事を楽しくする仕組みやツールがありますか?
子どもさんが進んで学ぶためのツール・仕組みはありますか?
なければ・・・ここは外部の手を借りてもいいのかも・・・探究はおススメです。

 

まとめ 最後は人間力

私は,探究の授業を受けて,1回で宝槻先生のファンになった。

子どものようにキラキラ輝く目・・
いたずら好きそうな話し方・・

そして,授業で伝えてくれた信念・・
(やや不正確かもしれませんが・・私の受けた印象では)

「教育業界には,王者のような会社がある。そこに比べたら,自分(探究学舎)は弱小。
でも,イクチオステガのように,最初に陸に上がって足跡を付ける人になれたら・・

最初にイクチオステガが陸に上がったとき,数歩歩いて,そこで倒れて死んでしまったと思う・・
けれど,そのあとに,その姿を見て,次々に陸に上がる生物が出てきた・・・

だから,自分の取り組みも,もしかしたら,ここで倒れるかもしれない。
でも,そのあとをだれかが追いかけてきてくれたら・・・・・」

 

感動して,泣きそうになった。

高学歴の先生。他に収入を得る方法はきっといくつもあったと思う。
でも,一番難しそうな道,他の人は選ばない道を選んで,新たな教育への取り組みに進んでくれた・・
そのおかげで,こんなに子供たちが夢中になれる授業を受けさせてもらった。
・・本当に感謝しかない。

私も,先生とは比べ物にならないような小さな試みだけど,
弁護士業界の中では異質な取り組みをしていると思う。

非難も受けるだろうけれど・・
でも,信念をもって新天地を歩きだしていきたいな・・
もし倒れたとしても,誰かが同じように踏み出してくれたら自分は生き倒れて死んでも満足かも・・と改めて思いました。


娘も先生の大ファンになって,次回の授業にもまた行きたい,と言っている。
それは,先生が娘をうまくいじって,声をかけてくれたから・・

娘はなぜか,ちょっとこわい系キャラに思われたいらしく,そういう風にいじられるとテンションが上がるらしい・・

うまくとらえて,いじってくれた宝槻先生は,やっぱりすごい・・

ツールやカリキュラムもとっても大事だけど,先生に子どもたちや親が信頼を寄せるのは,
最後はやっぱり,人としての人間力,信念を持った姿や一人一人の生徒(あなたの子ども)にかけてくれる愛,あなたのことを見ているよと分かる声かけなどかなと改めて思いました。

教育委員としても,とても勉強になりました~~
多治見市にもよべたらいいな,と新たな夢も持ちました~~


それでは,
このブログを読んで下さった事業主の皆様が,どうしたら事業体として生き残れるのか,魅力的な事業主になれるのか?を考えるヒントとなりますように…


そして,お父さん,お母さん,学校の先生方など教育に関わる方々がどうしたら,子どもも大人も楽しく進んで学びたくなるのか,この大人から学びたい!ついていきたい!と思ってもらえるのか,変わりゆく時代の中でも生き残っていけるのか,考えるヒントとなりますように・・・


今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!

 

 

この記事を書いた弁護士

木下貴子
木下貴子
岐阜県多治見市で初の女性弁護士となり19年目。
岐阜県立多治見病院など地元事業者の顧問弁護士を務め,法律のみならず経営に関するアドバイスも行っています。
個人のお客様には,離婚,相続,不動産案件を多く取扱っています。
著書「離婚調停は話し方で変わる」は,Amazonランキング「法律」部門ほか5部門で第1位を獲得。
相談は,親身,気軽,自分で決めるをモットーとしています。お気軽にご相談ください。

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