多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

より魅力のある講座をするには? たじみオープンキャンパスアドバイザー研修

より魅力のある講座をするには? たじみオープンキャンパスアドバイザー研修

a0027_002856いつも読んでいただき,ありがとうございます。

12月12日に多治見市学習館で「より魅力のある講座へ~受講生との信頼関係 構築のポイント~」というテーマで研修を受けました!

講師は岐阜県多治見市生まれ,「コミュニケーション研修のリベル」代表の近藤ひろえ先生でした。

これは,たじみオープンキャンパスのアドバイザーとして,講座講師をする人達を対象に,より魅力ある講座が出来るための研修です。 私も,今年アドバイザーとして講師をさせていただいたので,出席させていただきました!

セミナー,研修講師としてももちろん役に立つのですが,子育てのヒントとしても,とても勉強になりました。

ひとことで言うと,講座を魅力的にするのは,受講生から信頼してもらう!こと。そのためには,まずは自分から信頼しよう!ですね。 そのなかで,お役に立ちそうな話を3つ報告をします!

その1!ピグマリオン効果を活かす!

アメリカでロバート,ローゼンタールが実験をした。

何の意味も無い検査を「知能テスト」といい,学級担任に「今後数ヶ月間で成績が伸びてくる児童を割り出すための検査」と説明して子ども達に実施。

その結果として無作為に何名かの子どもを今後数ヶ月間で成績が伸びる児童だと伝えた。

すると,,なんと本当に子ども達の成績が伸びた!ということ。

これは,学級担任がその子ども達を成績の伸びる者だと期待して対応したこと,子ども達もこれを感じ取って成績が向上した,とされる。

すごいですね!自分の子どもも本気で「あんたならできる!」と信じて対応し続ければ,そうなっていくのですね。

講座,セミナーでも受講生のことを,自分の話を楽しんで,しっかり共感してくれるはず!と信じ切れば,そうなっていく,ということですね。

自分で信じ切れないときは,この実験のように信じるための話として,子ども達の良さや,受講生の良さを誰かに話してもらうのもいいですね!

その2!ブラインドウォークの誘導感覚を大切に!

研修の中でペアになり,一人が目をつぶり,他方が誘導者として口で説明しながら色々なところを歩く,というワークを実施。

誘導者が黙ってしまったり,今いる場所の説明などしてもらえないととても不安。

「しばらくまっすぐですよ」「いままで歩いたのと同じくらい,あとまっすぐが続きます」 など,つねに声かけがあると安心する。

講座で講師をするときも,講師は誘導者と同じ。受講生は知識はなく,きていて不安なもの。

あまり問題なさそうに聴いているときでも,声かけをすることが大事と実感しました。

なにか発表やワークをしてもらうときも,途中の声かけ,出来たことや言ってもらったことについて安心感を与える声かけを意識したい,と思いました。

その3!なんといっても,つかみは大切!

アッシュという心理学者の実験。

A,B二つの集団にある人の説明をした。 両方とも「知的な」「勤勉な」「衝動的な」「批判的な」「頑固な」「嫉妬深い」人である,と説明。

ただし,説明の順序はAにはこの順番,Bには反対に「嫉妬深い」から説明。

すると,A集団の方がこの「ある人」への印象が好意的であった,とのこと。

つまり,最初に与えられた情報が後の情報にめちゃめちゃ影響を及ぼす,ということですね。

それ以降の情報は最初の情報にあうものは,そのまま受け容れられ,あわないものは,それにあうように解釈されるということ・・・ 第一印象,最初のつかみでどう思ってもらうかは,本当に大切ですね。気をつけたいです。

その他にも講師としてのレベルアップからはちょっとはずれますが,「苦手なことが強みになる」という話も,改めて納得しました。

先生は,笑顔を作るのが苦手だったので,自然に笑顔になっている人を研究して,その結果,口角,歯の見え方,目のみ開き方などをつくりこめば,誰でも笑顔に見える!方法を伝えられるようになった,とのこと。。。

今回,伝授してもらいましたよ!

私はつかみがまだまだいまいちなので(笑),つかみが上手い人のしぐさ,声の出し方,目の動き,口の動きなどを研究していくと,苦手な人にでも伝えられる!と思いました。

今後もセミナー,企業研修講師としてさらにレベルアップしていきたいと思います!

最後まで読んで下さって,ありがとうございました!