多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

ハイパフォーマンスな人とそうでない人の差を分けるのは○○~高森勇旗先生

ハイパフォーマンスな人とそうでない人の差を分けるのは○○~高森勇旗先生

「人って,こういう時に行動が変わって成果が出るんだ。この人のために頑張ろうって思えるんだ」

少し前になりますが,令和7年2月7日,私が入会している「とうしん青年経営者クラブ」にて,元プロ野球選手で,エンジニア・データアナリストを経て現在は「株式会社HERO MAKERS.」の代表としてビジネスコーチとして多くの企業の業績アップに貢献され,日経BP出版の「降伏論」の著者である高森勇旗先生の講演をききましたので,シェアします♪

テーマは,当初「成果を阻む5つの壁」でしたが,急遽「言葉の支配を抜け出し言葉を支配する方法」と変更され,最後まで,どんな話になるのかワクワクしながら聞けました!
特に,弁護士としてのいわゆる商売道具ともいえる「言葉」。その使い方でいわゆる充実した「成功」と言える人生とそうではない人生に別れていく・・そう感じるシンプルで分かりやすいお話が印象に残りました。
そして,何よりも,私は,一瞬で高森先生を好きになり,絶対書籍も買って紹介したい!と思いました。人に好かれる人の「言葉」ってこうなんだ・・と自分自身がその場で実感もしましたので,お伝えしたいと思います。

後悔せず,やり切った!楽しかった!と思える人生にしたい♪そのためには・・・

成果を出せるハイパフォーマンスな人の特徴は?
ハイパフォーマンスな人とそうでない人の差を分ける2つの力は?
どんな「言葉」を使ったらハイパフォーマンスな人になれる?

私がこれからの人生が充実したものとなること,仕事で成果を上げるために必要!と感じたことから3つを絞ってお伝えします。

1 脳による支配を知る

私たちは,ハイパフォーマンスを妨げる「2つの力」に普段知らずに影響されてしまっている。

その一つが,脳による支配
だから,その支配構造を知ることが大事。

人が普段そのエネルギーを脳に割いている割合はとても高い。
色々考えると・・・脳がエネルギーを過大に消耗して,体も疲労してしまう。
使いすぎれば,究極は「生命」の維持に影響を及ぼす。

・・だから,「脳」は出来るだけ省エネしようと考えてしまう。
これが「具体的に考え,実際に行動することを避ける」ことにつながってしまう。

(高森先生)の自分の元プロ野球選手の頃で言えば・・
ものすごく練習はしていたし,周りにもそのように評価されていたけれど,「結果」「成果」に向かわないものだった。
脳に都合の良い「何も考えない」ただ,「もっと一生懸命頑張る」

この「一生懸命頑張る」ことは,ある程度周りからも評価されることもあり,「いつか報われる」と思って,具体的に考えて行動する力を奪う

「継続する」事は,私は割と淡々とできるのだけれど,本当にこのやり方のままでいいのだろうか?
私が配信しているYouTube動画,最近登録者数の伸びが停滞しているけれど,惰性になってしまっているところはないだろうか・・?
そうだ!明日,動画クリエイター向けに配信されている公式のブートキャンプ動画を見てみよう!

つい,「何も考えず」何となく続けてしまう,ときに,「脳」に支配されていないのか?これを自分に問います!

2 言葉による支配を知る

ハイパフォーマンスを妨げる「2つの力」の二つ目は使う「言葉」

「でも」「できない」「ない」「ダメ」,のような「言葉」は行動を止める言葉,その場に留まらせようとする言葉。
行動しなければ,結果として,パフォーマンスは上がらない。

そうではなくて,「行動」出来る言葉,自分で選択して行動していることを意識した言葉を使う。

×「できません」→〇「大変だけど出来る」
×「できませんでした」→〇「やりませんでした」
×「でも」→〇「いいですね!」「予約しましょう」

「言葉」を変えると「選択肢」があることに気づける。
無理だ・・と何かに流されるのではなくて,自ら意思をもって選べる感じがする,と思った。

実は「ない」と言っていることこそ,めっちゃこだわってる。
「お金に興味がない」「絶対廊下は走らない」「(ゴルフで)右に打つとOBだから打ってはいけない」
「ない」と言えば言うほど,そちら(避けるべき方向)に気が行ってしまって,失敗してしまう。

×「走らないで」→〇「ゆっくり歩いてね」
×「(スキーで)気にぶつからないで滑ってね」→〇「木の間の道を滑ってきてね」
×「(高森先生のお子さんに言うとき)こぼさないで食べてね」→〇「お皿の上で食べてね」
×「遅刻しないように」→〇「1番に到着しようね」

「ない」に着目すると,「制約」の方に意識が行ってしまって,具体的で選択できる行動に目がいかない。

私が中でも,「なるほど!」と思ったのは,忘れ物の話。
×「忘れ物しないように気をつけてね」→〇「出る前に座席を確認して」

忘れているから「忘れ物」。
それを「忘れ物しないように」と言われても,全く具体的な行動につながらない。

・・確かに!
それから私は息子が出発する際に「忘れ物ない?」とかけていた声を変えた。
「ハンカチ,置き傘,お弁当持った?」と具体的に「ある」はずの物を確認できるように「言葉」がけするようになった。

みなさんは使う「言葉」を意識したことがありますか?
私も,具体的な行動につながる「言葉」がけをします♪

3 「動かす」言葉の習慣化

パフォーマンスを妨げる2つの力(支配)を意識したら,その支配を逃れる行動をする。
それは・・まずは,やっぱり使う「言葉」を変えること。

2つの力に「支配」されるのではなくて,自分で意識して「脳」と「言葉」を支配するためには「行動を起こす言葉」を使うことが重要。

「コメント」(感想・描写・説明)ではなくコミットメント(提案・依頼・約束)に繋がる具体的に相手や自分を動かす言葉を使う。

×「コメント」
「上手くいかないと思う。」「~というようになっている」「これは,○○で作られています)のような「表現」ではなく,

〇「コミットメント)
「○○を提案する」「○○を依頼する」「○○を約束する」のような「つくる」ことにつながる「言葉」を使う。
相手に質問するなら,×「どう思ったの?」「どんな内容だったの?」→〇「何をするの?」「何をやって欲しいの?」という感じ。

「言葉」を変えると自分自身や話す相手の行動につながる。
自分や「相手」を「動かす」ことにつながる。

最初は,意識しないとつい,「コメント」の方を選んでしまう。
これはもしかしたら・・日本人に多い特徴で,はっきりとコミットメントすると「なんかきつそう」「もめそう」という意識もあるのかなと思った。
自分自身にも・・「コミットメント」したら行動しないといけない感じがして,苦しくなりそうで自然と避けそう・・

だからこそ,意識して「コミットメント」を選んでみる。
1のところで明日「動画を観る」と決めたら苦しいから・・いつか時間あるときにやろう~と,ずっと避けてきたんだけど,確かにやろうと思えた。

3000回くらい意識して唱えたら,少しずつ変わっていく。
一つずつ積み上げて,意図的に習慣化していくことが大事。

みなさんは,普段どちらの種類の「言葉」を使っていることが多いですか?
私はまだまだ圧倒的に「コメント」が多いので,「コミットメント」する言葉を使いたいと思います・・ではなくて,「使います」(笑)

まとめ 本質を「言葉」に

・・冒頭に書いたけど,私はまんまと高森先生を好きになった。
・・失礼ながら「野球」にほとんど興味のない私は,それまで高森先生の事,全く知らなかったのに。

その理由こそ,先生が私に向けてくれた「言葉」
先生は私のつたない会長あいさつを・・めっちゃほめて持ち上げてくれた。
通り一遍の「素晴らしい挨拶ですね」とかじゃなくて・・

「いろいろな場所であいさつを聞くけれど,大人になってからこういう挨拶を聞くことはめったにない」
「・・この話は,どこに行ってしまうのか不安になる感じがいい」
「だから!今日は,予定調和をやめる。案内していたタイトルじゃない話をする!」

と言ってくれて,話の内容を当初の予定から変えた。

元々講演会のお話の内容は変えるつもりだったのかもしれないけれど,なんか・・しびれた。
私の「特徴」をしっかりと話を聞きながら感じ,多分私の「性格」も考えながら私の心に「ズドン」と入る「言葉」でほめてくれた。
そして,私の話,「言葉」で先生の行動(話す内容)も変えたよ・・って伝えてくれた。

これはもう,好きになってしまうパターンだ。
何なら自分で弱点と思っている部分なのに,その点を良い点として価値を認め,影響力があることを認めてくれる人の側にいるのは,本当に心地よい。好きな人のお願いは・・聞いてしまいがち。

だからさっそく,先生の著書「降伏論」(冒頭の写真)も買って読んだ。
そしたら・・そのとき私が本当に必要としていたこと「未完了」が自分のエネルギーを奪っているという内容がまた刺さりまくった。
「ヤバい話が始まった」と思った人は,そっと本を閉じていただいて構わない」から始まる「波動」の話も大好きすぎた。

・・こういう「データ」に基づいて,客観的に分析しながら,実践して成果も出している人の話だからこそ,信じられるし,私は好き。
・・あれ?もっと分析的に弁護士らしく,論理的にまとめて終わるつもりだったのに感情があふれている感じがする。

私も目の前の人の「本質」的な良さを見抜いて,「言葉」で伝えられる人になりたい・・「なります」。

「降伏論」の本の良さも本当は書きたいけれど,講演会の内容を読んで下さった方は分かるように,すぐに「行動」につながる具体的なアクションとなぜそれが大事なのかの「考え方」がセットで書かれれいて,「具体例」もいっぱいだから,イメージも出来てすぐに行動できる。
私も読んで,翌日から「未完了」を「完了」させる行動をするため,まず「未完了」がどのようにしんどいのかをスタッフに話す「行動」からした。

是非是非,パフォーマンスを上げて,充実した人生を送りたいと思う方,自分や相手を「動かしたい」と思う方には読んでほしいと思います~~

このブログを読んで下さったみなさまにも,これからの人生で「自分のしたいこと」をどんどんやりきるためのヒントとなりますように,
そして,経営者,リーダーの方にとって,自分や周りの人を動かし,ワクワクしながらお仕事するためのヒントになりますように…

今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!