多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

かわいい後輩?多治見市立多治見中学校職場体験

かわいい後輩?多治見市立多治見中学校職場体験

a1800_000010いつも読んでいただき,ありがとうございます。

少し前になりますが,11月7日,8日に多治見中学校2年生が職場体験に来てくれました!

最近,そのお礼の手紙をもらって,とっても嬉しかったので,その報告をします。

まず「拝啓」から始まる丁寧なお手紙,先生に書き方を教えてもらって,一生懸命書いている様子が目に浮かびました(笑)!

「弁護士は積極的で思いやり」がある人がなれると思った,思いやる心を大切にしたい,「誰かを守ることを意識したい」「どんな立場であっても意見を述べるということがとても大切」「やるき 一生懸命などを大切にしていきたい」という沢山の嬉しいコメントももらいました。

なかでも私が特に嬉しかったのは,「思いやる心を大切にしたい」「どんな立場であっても意見を述べる」ということをあげてくれたことです!

相手の気持ちを想像する,相手の立場になって考える,ということができるのは,なんと!生物の中では人間だけです。

その能力を最大限に生かせる仕事は,とってもやりがいがあります。 ご依頼者や被告人は自分とは違う人間です。 考えが違っていたり,全ての言い分を受け容れられるわけではありませんが,その気持ちを想像して,裁判官にお届けするのが私たち弁護士の仕事だと思います。

そして,相手方である検察官,弁護士もその反対の立場で意見を言い,裁判官が判断することで最良の判断が出来ると信じています。

職場体験当日は,守秘義務があるため,仕事そのものを手伝ってもらうことは出来ませんでしたので,異なる意見を述べていく体験として「ディベート」と「正義」の難しさを感じてもらいました。

お題は私の憧れの人,マイケル サンデル氏の暴走電車の事例です!

想像して下さい…

あなたは,ブレーキがきかなくなった暴走電車の運転手。このままでは,前にいる作業員をひいて死亡させてしまいます。前にいる作業員は5人。 手前に横にそれる線路を発見しました。

そちらにハンドルを切れば,前にいる作業員は1人なので,死亡するのは1人。

さて,あなたはどうしますか??? などなど・・・

この事例で考えた体験が,一番心に残った,と書いてくれている子ども達も沢山いて,嬉しかったです!!

さすが,マイケルサンデル氏(笑)!

多治見中学校は私の母校です。真剣に議論して,意見を言ってくれた皆さん,とってもかわいかったです!

これからも少しでも,地元のため,自分が出来ることで力になれたらとても嬉しいです。

多中のみんなの未来が明るく,きらめくものでありますように!!!

最後まで読んで下さって,ありがとうございました!