私が子どものような笑顔と無邪気さが素敵だな~といつも思っているお二人の男性(40過ぎです)が絶賛していた本
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
のご紹介です。
長いので,通称「ビリギャル」と呼ばれているようです。
・・内容は,本の題名の通りですが,とても,面白くて,しかも,ほろりとする実話でした。
子育て,スタッフの育成に活かせる!と嬉しくなりましたので,みなさまにもお伝えします!
ひとことで言うと, 本の冒頭にある「ダメな人間などいません。ダメな指導者がいるだけなのです」
・・・心に重く響きました。
実話であるだけに,「周りの人が絶対無理だと思うことでも,信じてやりきることで,達成できる」ということの説得力がありました。
私は,東大や京大,慶応などに行く人は根本的に頭のできが違う,と思っていました。
そう思って,自分自身,子ども,周りの方にも接してきたと思います。
能力以上のことを要求しても所詮無理なのだと・・・
これまで受けたセミナーで,
「脳の構造は皆同じ」
「東大に行くのは難しくない」
「東大に行けると思うのが難しいのだ,行けると思ったら行ける」
と聴くことがあっても,
「本当に?そうだとしても,東大に行けると思うのはやはり難しいなあ・・・」という感想でした。
しかし,この本を読んで,人間の可能性は本当に無限大なのだ!とかなり信じられるようになった気がします。
そのなかで,今後すぐに使いたいな!と思った話を3つ報告します!
その1 Being(存在)そのものの嬉しさを伝えること
人は,人を評価するときに①Doing(行為),②Having(持ち物),③Being(存在)で評価する。
①は行動への評価,「掃除してくれて嬉しいわ。大好きよ」など。
②は属性,地位に対しての評価「学年10位になってすごいね」など。
世の中は,どうしても,これで人を評価してしまいますよね。
・・私も,子どもについつい,こういう言葉をかけてしまいます。
③は,いてくれることそのものへの評価
「私はあなたが生まれてきてくれて嬉しい,今,生きているだけで嬉しいの」など。
・・本当は,私も含め,子を持つ親御さんはきっとこの評価が根本的にあるはず。
だって,あほでも,運動神経悪くても,やんちゃでも,,やっぱり好きなんですよね。
でも,口に出して言ってしまうのは,行為や属性に対する評価なんですよね・・・反省。
自分が誰かに「いいところも,悪いところも含めて大好きなんだ!!!」
と言われたら,感動です!
その人が悲しむようなこと絶対にしたくない,喜んで欲しい,と心から思えます
・・・ もっと意識して,素直に③の言葉を子どもに伝えていきたいと思いました。
・・しかし,同僚,スタッフに同じ言葉をかけるのは,なかなか難しいですね(笑)。
その2 やるときに興味のわくやり方を伝え,「やってみる」から始める
「うちの子のやる気のスイッチはどこにあるのだろう?やる気になればやれるし,やればできるのに」
・・ と多くの親御さんに言われるそうです。
私の家でも,なかなか,宿題に取りかからない我が子。
いつもやる気のスイッチが入らない
・・・ 好きな読書なら,何も言わなくてもどんどん読んでいるのになあ
好きなことじゃないことを,やる気にするのは至難の業だ・・・
私が学んだ経営ノウハウのうち,「モチベーション」というのがあり,やる気の4Cというサイクルがある。
どこからはいっても,やる気を出せるサイクルで,私自身は使えていると思っているけれど,なかなか子どもへの実践としては出来ていなかった。
この本では,「やるきになる→やる→できるようになる」
ではなくて「やってみる→できる→やる気になる」が正解,といっている。
大人に比べて経験が圧倒的に少ない子ども。
やってみることもなくて,「好き」になることはないんですよね。
でも,やってみたときに,うまくいかないとやる気が消失する・・・
そのために,「やり方を教えてあげる」ことで,少しでも出来たら誉める!ということです。
私はこの部分が抜けて,完全に放置していました・・・
単に「宿題やりなさい!」
ではなくて,どうやったら,宿題が面白く出来るか,はやく,うまくできるか,もう少し説明しないといけないと思いました。
上手く出来るようになって,やる気が出て,続けられれば,好きになれるかも。..
好きになったら,あとはほっておいても読書のようにやってくれるかな??
スタッフにも小難しい理屈を教えて,仕事をさせていた気がします。
まずは,やり方を伝えて,やってもらって,少しでもできたらそれを認めてあげることが大事だと反省しました。
その3 そうなりたいことを口に出す。
数学があまり得意でない子に
「数学好きですか?」
ときき,
「す,すきです・・(苦笑い)」
といってもらう。
私も,,,,大きな声では言えませんが
「そうです!数字,経済の話が大好きです!!」
と口に出して言うことに決めました。
「すきだ」「できる」とおもいこまなければ,なにごともできない。
やはり,この本でもそう書いてあります
・・・ しかし,なかなか,いきなり好きでも,得意でもないことをこのように思うのは難しいですよね。
その場合,口に出して言うことがよいようです。
特に是非やってみよう!と思ったのが,
「数学好きです」といってもらったあとに,
本当に好きなことをきいて,
私のことは?
「好きです」
お父さんは?
「好きです」
などといってもらって,ノリノリになって・・・ハイタッチ。
頭に好きだ~~~と植え付けられそうです。
他にも他にも,この本にはすぐに使えそうなことがいっぱいありました。
なんと言っても,「実話」のすごさ,感動がありますので,是非是非みなさまによんでいただけたらな~と思います。
私も,周りに「司法試験って難しいよね」と言われ続け,短答式試験に合格した際も「論文が難しいんだよね」 等と言われていましたが,母は絶対的に私のことを信じてくれていました。
母は,絶対的にどんなときでも,私の味方であると子どもの頃から信じ切ることができました。
また,大学で教えてくれた関西大学出身の弁護士の先生にも「君はきっといつか受かるよ」といわれたことが支えになりました。
・・・信じてくれた人のおかげで,自分の合格を信じることができました。
本当に・・・感謝しています。ありがとう,,,
自分も,子どもや,周りの方々に可能性は無限大だ!と伝えられる人間でありたいと思います。
最後まで読んで下さって,ありがとうございました!