今回は、平成26年10月7日に「多治見市倫理法人会」で講演をさせていただいたので、そのご報告です!
朝5時40分に行きましたよ!
こんな早朝に「倫理」について、勉強されているという、姿勢がすごいですよね。
テーマは「みんなはじめは「子ども」だった」です。
…と言っても、何の話か分かりませんね(汗)。
…子どもの頃を振り返ったら…
私は、「周りの大人」にすごく感謝できました!
「今の自分」を、駄目なところも含めて、認められました!
その結果…「幸せだな」と感じました。
皆さんにも、今、ある生活の中に、ほんの少しでも「しあわせ」を感じるヒントになったら…と思うので、子どもの頃を振り返って、お伝えしたいと思います。
その1!正しい母でなく、楽しい母
私の母は、派手です。
赤地に大きな花柄の服を着たり、大きなイアリング、ネックレスをしていました。
お酒を飲み過ぎて失敗することも度々…
そういうふうには、なりたくないと子供心に思って、大人になった気がします。
大人になった私は、いつも黒や紺のスーツを着る地味な弁護士でした。
深酒も基本的にはしないですよ…(笑)
しかし、母親向けのセミナーをされている「鈴木稔」先生のひと事を聞いて、すごく気持ちが楽になりました。
それは、「正しい母でなく、楽しい母」がいい、ということです。
…確かにうちの母は、明るく、豪快に笑う母でした。
いつまでも、ぐちぐち言わない人でした。
いつも、なにか、楽しそうで、自分でアレンジした童話を夜、枕元で私たち、娘に話してくれました。
…色々と大変なこともありましたが、母の明るさに、自分は助けられたと気づきました。
母が大好きでした!
私も、今は、もう少し、まじめな母ではなくて、ダメなところがあっても、「楽しく、明るい」母になろうと思っています!
その2!才能、能力を認められること
私が弁護士になる、と決意したのは、小学校の先生に「弁護士」という仕事があるよ、なったら、と言われたことがきっかけです。
当時、私が書いた読書感想文が受賞し、これを読んで、言ってくれた言葉でした。
「人権」という小学生にはマニアックなテーマで書いた感想文でした(笑)。
こういう自分の能力、才能を認めてくれる方、実際にそれを言葉で伝えてくれる方がいたから、今の自分、今の弁護士という仕事があるな…と思います。
とっても、有り難い体験でした!
私も、一人の大人として、自分の子どもだけでなく、知り合う子どもさん達や大人の方に、「いいところ」を伝えられる人間になりたいな…と思います。
できるだけ最近は、気づいたことを「口に出すように」心がけています!
その3!今はつらいけど・・・
子どもの頃は、仲のよい両親の家が羨ましかった…
決して裕福ではなく…、お金のある家が羨ましかった…
当時は、とても悲しかったし、つらいこともあった…
でも、今振り返ってみると、だからこそ、今の弁護士としての、母としての自分がある、と思えます。
その当時は、いっぱいいっぱいで、とにかく、抜け出したくて、「これもいい経験」なんて思える余裕はなかった…
今だからこそ、子どもの頃を振り返ると、いい経験だったと思えます。
…もし、どうか、このブログを読んでいる方で「今」つらい、苦しい、不公平だ、と感じていることがあっても、将来振り返ったら「あれがあったから、よかった、いい経験だった」と思える日が来るかも知れない…
と頭の隅にでも考えて、気持ちが和らいだら、嬉しいな、と思います。
まとめ
今、私は、両親、近所の方々、先生、沢山の大人に支えられて、存在しています…
自分が受けた恩返しとして、後の世代に恩送りをしていきたい…
子どもだった私に人生の楽しさを教えてくれ、認め、励まし、信じてくれた大人の方々のように
「あの人がいてくれたから、今の自分がある」といってもらえるような人間、
「あんな大人になりたい!」と言ってもらえるような人間になりたい、と思っています。
周りの方、特に子ども達の素敵なところに気づいて、伝えられる、そんな大人が地元多治見市や東濃地区で増えていくのが、私の夢です。
そうして育った子ども達が、また次の世代に、同じように伝えていく、そんな恩送りの循環の輪が地元で出来たら…と思います。
自分に余裕がないと、人の「いいところを見つける」というのは本当に難しい…。
弁護士として、争いの中で、余裕もなくなり、精神的負担が多い場面をサポートすることで、心の負担を軽くできればと思います。
今回の話が、少しでも気持ちが楽になり、今の生活に「しあわせ」を見つけるヒントとなりますように…
・・・今日は(も?)、落ちのない話でしたが(笑)、最後までお付き合い下さって本当にありがとうございました!!