ケンカ,仲直り。男は○○しない,女は△△しない

いつも読んでいただき,ありがとうございます。

最近読んだ本から,改めて「男性」「女性」を意識した「話し方」,コミュニケーションをしないと,関係を悪化させてしまう!と思いましたのでシェアします~
特に「察しない男・説明しない女」(五百田達成著)を中心に男性脳,女性脳を意識した「話し方」をお伝えします~

みなさんは,男性脳と女性脳,男性の考え方と女性の考え方は本当に違うと思いますか?
もし,違うとしたら,どのようにコミュニケーションをとったら,異性に思いを伝えられ,心を動かすことが出来るのでしょうか?


東濃信用金庫で行っている「読書会」の課題本「なぜ男は女より早く死ぬのか」では,男の子は機関車,電車,車などを描き,女の子はオレンジの明るい色で女の子がいて,家,太陽がいる絵を描く,
それは,国の違い,文化の違いがあっても同じ傾向が見られる・・ということが記載されていましたので,
私はやはり,遺伝子的に男性と女性にはある程度の違いがあり,それが,コミュニケーションの取り方の違いにも表れている,と思っています。

「察しない男・説明しない女」でも,このような傾向があることを前提にコミュニケーション方法を伝えています。

どのような「話し方」をしたら,異性の心を動かすことが出来るのでしょうか?

3つ,お伝えします。

 

1 男は理屈で動く・女は感情で動く

本にあった男性の考え方,の一言。
「理屈が通っていないと納得できないのが男」・・

なるほど!と思いました。

女性である私もツイしがちな,「なんとなく,こんな感じ~」という説明(笑)。
これでは,男性はなかなか納得ができないようです。

男性には,もう少し,論理的な「話し方」をする必要があるようです。
この本では,女性から男性に伝える良い「話し方」の例えとして,

「ポイントは3つあって・・・」から入る説明を紹介しています。

私も,仕事で話をする際,特に男性が多い場で話をする際には,出来る限り,この「話し方」をすることを意識しています。
最近だと,教育委員として,学校見学をさせていただき,感想を発表する際などに,意識してこの「話し方」をしています。

なぜかというと,沢山の訪問者が発言するので,効率よく,結論とその理由を伝えたい,と思うからです。
一緒に見学しているのは,ほとんど男性の教員職の方々,多治見市職員の方々となるのですが,やはり,多くの方が同じような「話し方」をされています。

この本の著者も書かれているのですが,仕事の場面などでは,やはり,男性向けの話し方をする方が,一般的には,うまくいくことが多そうです・・

離婚調停など,裁判所で話をする際にも,効率よく,伝えたいことを伝える必要があるので,この理屈が通っていると感じられる「論理的」な話し方が大切だな,と思います。


他方で,女性には男性が「理屈」ばかりで話されると,しんどく感じるな・・と思います。
何か責められているような,論破して屈服させようとしているような・・冷たく,厳しい感じ(感じ,というのが女子っぽい表現ですね,笑)を受けます。

なので,男性は,女性に話すときには,特に家庭内,プライベートな場では,「なんとなく,~な感じ」と自分の感情っぽく,ざっくりと話すと温かみを感じるように思います。


みなさんは,「論理的」な話し方,「感情」に届く話し方,どちらが得意ですか?
皆さんのパートナーは,どちらの「話し方」をすると,心を動かしてくれそうですか?

 

 

2 ケンカで男は黙る・女は泣く


これもなるほど!と思いました。

私も旦那とケンカをすると,必ず旦那は黙っていく・・・
そして,多くの場合,私は泣いている・・・

そうか,やっぱり,これは脳科学?遺伝子?細胞記憶?生物学?の違いもあったのね。


旦那が黙ると私は,どんどん不安になっていく・・
心の中の声:「旦那はいったい何を考えているのだろう?分からなくて不安」
「これで,なんとなくケンカが終わったら,また同じことが繰り返されそうで嫌」


・・・ということで,黙っていられない私は,大体,
「黙っていないで何とか言ってよ。言ってくれないとわからない。うやむやにして終わらせるつもり!?(怒)」
「私は,○○と思っている。なのに,△△だったから傷ついた,だから,□□にしてくれない?」

・・と話し続けてしまう。


さんざん黙っていることを責め続けてしまったあるケンカの際,旦那が言った。
「今,考えているところだから・・・」

この言葉を聞いたとき,私は何か急にすっきりした気がした・・

「そうだったのね,考えていたから,言葉が出なかったんだ」

旦那もよく自分で言っているし,この本でも書かれていたのだけど・・・
男性は,多くの場合,黙って考えることに集中して,自分の中で解決していこうとするようです・・・

でも,黙られると女性は不安になる・・・ので,
今どのような状況なのか≒「考え中です!」と言ってもらえるだけで,かなり安心できる・・
女性は,沈黙されると気持ちが分からず,不安になるのだな,と改めて思いました。

私が,この話を女性の友人にしていた際,
友人は,旦那さんから「(興奮するとつい)相手を傷つけてやろう,という発言をしたくなってしまうけれど,そうしたくないから,黙っている」というようなことを言われ,納得した,
という話も聞いた。

やっぱり,状況を「言葉化」してもらえると,女性は安心する・・
それが自分のことを思ってのことならば,なおさら,愛情も感じて,安心し,許せてしまうかも・・と思いました。


私の場合,旦那からさらに言われた言葉
「何か言っても,全く聞いてくれずに反論するでしょ・・?」

男性は,責められないように間違ったことを言わないよう,慎重に言葉を選んでいるのかな?と思いました。
話しやすいように,女性は「待つ」ということも大事なようです・・・難しいですね(笑)

女性が泣くことでさらに,男性は女性を傷つけないように言葉を選んでしまうのかも・・しれないですね。
この本でも,男性は「考えさせて」などの声掛けを,
女性は,「泣いていても,気にしないで話してほしい」という声掛けを勧めていました。


みなさんは,相手に今の自分の状況中継していますか?
話してほしいと思っている気持ち,今少し,考えさせてほしい,という気持ち,それがなぜなのか?伝えていますか?

 

3 男は謝れない,女は忘れない


私は,父が母に謝るところを一度も見たことがありません・・
この本でも書かれていますが,男性は「プライド」を食べて生きているので,「謝る」ということはとても苦手なようです。
特に,私よりも年上の世代の方にとって,男性が女性に謝る,ということはとても難しいことなのかな・・と思います。

分かってはいるのだけれど・・謝罪を求めたくなってしまうのが女。
私自身のことで言うと,2のところで書いたように,私の場合,夫とケンカをすると,早く,
「このケンカの原因を知って直すところを共有→謝ってこのケンカは終了,ニコニコした生活に戻る」
を求めています。

解決方法が分からず,謝罪もないのに・・・なんとなく,時間がたったら普段通り話す,というのがスッキリしない・・
なので,いつまでも悶々としてしまう・・・
なぜって,女子は基本的に傷ついたことを「忘れない」生物なので・・(離婚相談をしていると,過去の傷ついた出来事を覚えていることが多いのは圧倒的に女性です)

私の場合は,解決方法が分からず終わる・・というのも嫌な気持ちです。

しかし,夫は謝罪しなくても,何ら問題ないようなので・・・
時間がたったら,また何事もなかったかのように私に話せるようなのです・・


うちの場合,旦那だけではなく,女子でありながら,娘も旦那のようなタイプなので(自分なりには何が悪かったかは振り返っているようです),最近は謝罪を求めて終了にしたいのは,私の勝手なんだよな・・と思いつつ,
「あなたたちは謝らずに何となく元に戻っても平気だろうけど,私は平気じゃない。だから,すっきりして元に戻りたいから,謝罪して終了にしたいです」とお願いしています。

しかし,夫も娘もなかなか頑固なので・・・
難しいと日々日々感じています・・・

みなさんは,そんなこと,ありませんか??

この本では,男性の著者が男性向けに
「ケンカをしたら謝るというルールを叩き込んでください」と力強くいって下さっていて,勇気を持ちました(笑)。

「ケンカ→謝罪→仲直り」をルーチンとして,
平穏な日々へのパスポートとして,「謝罪」を選択しましょう,
と言ってくれています。

謝罪するスピードは早ければ早いほど,仲直りはスムーズに進む,とか。納得です。


そうそう!そうなんです。心がこもっていればよりありがたいですが,こもっていなくてもこの際いいので,ケンカ「終了」と分かるサイン,切り替えのスイッチが欲しいのです!「謝罪」が少しでも忘れやすくするためのツールという感じでしょうか・・
(あ,まったくこもっていない,というのは女子は鋭く感じとるので,難易度は高いのですが,心がこもっているような「話し方」で伝えるのも大事です。こちらにも書きました!)

それでも,男性が女性に謝るのは「プライド」の問題もあって難しいようです・・

そんな男性に,著者より,こんな「考え方」の紹介がありました。

夫婦とは,「妻が社長,夫が副社長(または部下)の企業」と考えましょう,ということです。経営方針は家庭によって違うけれど,基本的には社長がリードし,社員は従うのがルール。
男性の場合・・・「仕事」と思えば,上司,社長の多少理不尽な要求にも仕方なく従い,仕事がうまくいくよう仕方なく謝罪することもあるのでは・・・?

もし,妻に謝りたくない!と思ったら,
「お!社長!!理不尽なことを言いますねえ~」と思っていただけたらと思います(ムリかな,笑)

女性は男性が謝ってきたときには,追い詰めすぎず,自分も謝罪する,というのがルールのようです~~

みなさんは,ケンカしたとき,相手に謝罪したことがありますか?
男性がなぜ謝罪をしたくないのか,女性がなぜ謝罪を求めがちなのか,考えたことはありますか?

 


まとめ 察しない男,説明しない女


この本のタイトルでもある「察しない男,説明しない女」・・

この「言葉」は特に,男性の傾向,女性の傾向を表しているな・・と改めて思います。

女性は,脳の構造などから,比較的「言語化」されていなくても,雰囲気で察することが出来るから,男性にもそれが出来ると思い,しっかりと言葉で説明をしようとしない・・
故に,「察する」文化,コミュニケーションを中心とする女性は,「言葉化」して,論理的に話すことは比較的苦手なことが多いかな・・と思います。

そして,察するための情報が少ない「沈黙」には,不安を感じ,反対に話すことで解決したくなるのかも・・・


男性は,普段は論理的に正しいことを話すことを得意としていることが多いので,雰囲気で察すること,細かいことに気づくことが苦手な方が多いかな,と思います。
しかし,「感情」があふれだす「ケンカ」のような場面では,すぐに「論理的」に話すことが出来ないので,沈黙してしまうのかな・・・と。

この本にも書かれていることですし,うちの娘なんかもそうですが・・・
必ずしも女性,男性で傾向が分かれるわけではなくて,男性であっても女性に多いコミュニケーションをとる人,女性であっても男性っぽいコミュニケーションをとる人もいる,と感じています。
(この本では,男っぽさが強いド男タイプ,やや弱めの男タイプ,女性っぽさが強いド女タイプ,やや弱めの女タイプの4タイプにコミュニケーションタイプを分ける,という診断チェックシートがあります。ちなみに私は女タイプでした)

なので,相手のコミュニケーションタイプを知り,それを埋めるためには,今の自分の状況をできるだけ相手に分かる表現で「言葉化」して,話す必要があるかな,と思います。

私もこれまでよく,男性に「察して行動する」を求めてはダメだから,「言わなきゃダメ」と言われることが多かったので,出来るだけして欲しいことは「言葉化」するようにしていますが,
男性の「プライド」を傷つけないように注意して話さないといけないな,難しいな・・と思います。

診断結果を見ても,私はやや男性よりの「女性」ということなので(一応女性枠に収まりました,笑),女性の感情,コミュニケーションスタイルも分かるつもりだから,これを男性にも伝わるよう,また裁判所のように論理的な話し方が求められる場面で有効に機能するよう,論理的な言葉に変換するお手伝いが出来たらと思います。

また,自分自身も弁護士という「論理的な表現」を求められる仕事をしていて,男性の論理的なコミュニケーションの取り方もある程度わかるつもりなので,これを女性にもわかるように感情を伝えるコミュニケーションに変換するお手伝いが出来たら,と思っています。

男性,女性,当事者と裁判所・・・立場や価値観,脳の構造が違えば,見えているもの,感じていることも変わる・・コミュニケーションの方法も変わる・・・

違う立場,価値観,コミュニケーション方法を取る相手方には,自分の「思い」を伝えることはとても難しい,誤解も生じやすい・・

男性と女性の間でそれぞれの「自分の思い」を相手につなぐサポート,
「思い」を大切にする一般の方々の「考え方」と,「公平」「バランス」を大切にする裁判所の「考え方」との間で,相手に分かりづらいことを分かりやすく伝えてつなぐための,サポートをしていけたい!と改めて思いました。


写真の書籍には,男女の遺伝的な差,コミュニケーションの差などを広く触れられていて,性の特徴を活かした「仕事の役割分担」「生き方」「コミュニケーション」など,参考になるので,

お薦めです♪

 

これからも,どんな「話し方」で相手に伝え,どんな「言葉」を選んだらいいのか,研究して伝えていけたらと思っています。

うちに相談に来て下さる依頼者の方々のため,そして自分自身の子ども達,家族,友人のため,弁護士として,母として,「話し方」「コミュニケーションの方法」を良い方向で使えるよう,一緒に歩んで行けたら・・と思います。

また,引き続き,研究発表,致しますね(笑)!

 

それでは,

このブログを読んで下さった皆さまが,男性,女性でありがちなコミュニケーションの傾向に気付き,どのような「話し方」で相手に伝えたらいいのか,気付くヒントとなりますように。


今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!

 

この記事を書いた弁護士

木下貴子
木下貴子
岐阜県多治見市で初の女性弁護士となり19年目。
岐阜県立多治見病院など地元事業者の顧問弁護士を務め,法律のみならず経営に関するアドバイスも行っています。
個人のお客様には,離婚,相続,不動産案件を多く取扱っています。
著書「離婚調停は話し方で変わる」は,Amazonランキング「法律」部門ほか5部門で第1位を獲得。
相談は,親身,気軽,自分で決めるをモットーとしています。お気軽にご相談ください。

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