女が離婚を決意する瞬間とは?

am100_fa001いつも読んでいただき,ありがとうございます。
前回は,多治見をもみじで世界一に!「もみじかえで研究所」のご紹介に沢山,「いいね」をいただき,嬉しかったです!!
これからも応援宜しくお願いします!
やはり,明るい話題は良いですね♪

・・今日は,どちらかと言えば暗くなりがちな「離婚」の話です。
私は,普段,弁護士として離婚の法律相談をとても多く受けています。一日に2~3件ご相談を受けることもあります。

・・・この弁護士としての経験を活かして,何か皆さんのお役に立てないかな?というのが今回のテーマです。

男性から離婚相談を受けるとき,なぜ,妻が「離婚したいのかわからない・・・」とよく言われます。
私自身は,女性の離婚相談を受ける割合の方が多いので,女性がどんなときに「離婚」を考えるのかを知れば,離婚することを避けられるのではないかな・・・と常々思っています。
と,いうことで,みなさんの「夫婦円満生活」や,彼女と仲良く過ごす,コミュニケーションに役立てて欲しい!

という気持ちで,出来るだけ「明るく」お話ししたいと思います。

ちなみに,私に離婚相談に来る女性の方で,離婚を考える決定的な事情の第1位は,やはりご主人の「不貞行為」(浮気)です。
・・みなさん,この第一関門は大丈夫ですか,あてはまりませんか(笑)?

今日は,もう少し,わかりにくい場面…
つまり,「不貞行為」以外で,どんなときに女性が離婚を考えるのか…
3つの場面をお伝えします。

 

その1 夫は私よりも母親が大事なのです…

結婚当初は,夫婦だけで生活していたけれど,夫の実家で親と同居するようになる…
すると,これまでの生活習慣の違いなどから,母が妻の選択,食事などのやり方,子育ての仕方などを注意して,妻は不満を持つ…
けれど,これを夫に話しても「おまえのやりかたがわるいんじゃない?」というような反応で,母には何も言わない。

夫のご両親に手を借りながら,上手にやっているご夫婦も多いので,同居自体が悪いわけではないと思います。
ただ,妻としてはこれまでずっと,同じ生活習慣で過ごし,地元でもある夫と夫ご両親のグループから,一人,取り残されたような疎外感を感じる,という気持ちを想像して欲しいな,と思います。
これだけが原因のことは少ないですが,このことが積み重なって,離婚を決意する,という話は多いです。
妻は,母の方が自分より大切なら,一緒にいる必要がない。..という気持ちになるのですね。
妻には,「かあさんとうまくやってくれよ!その話は聞きたくないよ」ではなく,

少しでもお母様と話が出来ていたら,「いつもうまくやっていてくれて,助かるよ。うちの母は,難しい人だから,上手くやれるのはおまえだけだよ」
ぐらい,大げさに誉めてもいいのではないかな,と思います。

妻と母の板挟み,ご主人も大変ですよね!
でも!そう考えると暗くなりますので…
上司と部下の板挟み,取引先と自分の上司との板挟みの場合に上手く乗り切るための練習,という気持ちで,戦略を練って,お母様と奥様がうまい協力関係を築けるような言葉かけ,にチャレンジしてみて下さい!!

その2 離婚届をおかれたのです・・・

夫のみなさん!夫婦げんかをして,「じゃあ離婚だ!」「でていけ!」と言ったことはありませんか?
さらに,離婚届けをもらってきて,自分は署名した…とかありませんか?

これらのことがある場合,妻は,離婚を意識している可能性が高いと思います。
そのときは,仲直りして,やりなおすことになったのに??
・・そうなのです,男性は「売り言葉に買い言葉」くらいの軽い気持ちなことが多いのですが,男性が思っている以上に女性は,この言葉,行動を重く見ています。

そのときは,子どもさんが小さかったり,まだ,妻は夫に愛情を持っていたりして,離婚に踏み切れなかった…
でも,「離婚」といわれた,「離婚届」をかいた,ということは,,,深く妻の心の中に残っているようです
そして,後のあること,些細な喧嘩などがきっかけで,離婚を踏み切るのです。
どうしてそれで離婚なの?と私が思う場合に,さらに話を聞くと,以前にこのようなことがあった,,,,ということが結構な割合で出てきます。
「でていけ」というのも,「これは俺の家だから」という見下された感じにもつながり,出てけと言われても出て行けない,自分が離婚だと言われても,離婚できない女,というマイナスのイメージにつながるように思います。

・・ですので,「離婚」という言葉が頭に思い浮かんでも,ちょっと,立ち止まって,「本当にこれで離婚していいのか?」と振り返って欲しいと思います。
もし,まだ本当は離婚を考えられないのであれば,言うのは避けて下さいね…
既に言ってしまった方,これをふまえて,「あれはそんな深い意味じゃ無いんだ,軽々しくごめん」という謝罪と,圧倒的な愛ある行動でフォローして下さいね。
私も夫と喧嘩すると,「離婚」の言葉がよぎることもありましたが・・・まだ,未練がありますので(笑)言わないようにしています。

その3 あたりまえなのでしょうか・・

これは,とくに日本独特の理由なのかもしれません…
専業主婦に対して,「いつも遊んでいていいね」「誰のお金で食べていけると思ってるんだ」という。
若い世代の夫婦には少なくなってきたようにも思いますが,意外に若い世代でも,産後専業主婦をしている妻が言われているようですね。
病気で介護が必要となった夫をいたわり,献身的に介護しても…意にそわないことがあると
俺の面倒をみられないなら,いる必要がない」などと言われる。
夫婦共稼ぎの場合であっても,自分の母は専業主婦をしていた家庭などであれば,どうしても家事,育児は妻がやる,という気持ちもでてしまうのではないでしょうか・・
妻は,「同じように働いているのに,なんで私だけこんなに食事つくったり,家事全部をしないといけないのでしょうか,夫は朝ご飯のときに,パンの一枚も焼いてくれないし,窓のカーテンを開けてくれることさえない」といいます。

「ありがとう」って言ってもらいたいわけじゃないんです・・・「妻の義務」ってなんなのでしょうか・・・
ご相談者の妻は言われます。でも,やはり,自分のやっていることを「あたりまえ」とおもって欲しくない,という気持ちがビシビシ伝わります。

私の発想の仕方はこうです。
社会でのお仕事(家族が生活できるお金をもらうこと),家事,育児とあったら,それは家族の生活の中ではそれぞれひとつずつ夫婦でやり遂げなければならない「お仕事」です。介護もあれば,さらに1つ増えますね。

 

夫は社会でのお仕事のみ,妻だけが家事,育児を両方やったら,妻の負担が重すぎる…

この場合,妻が家事全般をやっているのであれば,育児は半分負担してちょうどいい…もしくは,家事を半分負担してちょうどいい…
共稼ぎの場合であれば,勤務時間などにもよるでしょうが,さらに家事,育児を負担してもらってちょうどいい…

もし,自分の社会でのお仕事が忙しくて,家事,育児を妻にほぼ任せっきり,なのであれば,自分の給料で妻に二つの「お仕事」をしてもらっているということになりますね。
・・そう考えると,「誰のお金で食べていける」ではなくて,自分のやるべき「家事」「育児」のお仕事をやってもらうための当然のお金,と考えられるのではないでしょうか…
もし,妻がやってくれている家事,育児,介護を家政婦さんに住み込みでやってもらおうとしたら,どれくらいお金がかかるのか…と考えると,奥様のありがたみが分かるのでは??

私はこの「誰のお金で食べていけると…」の言葉がとても嫌で,絶対に自分も社会で働きたい,と思いました。
でも,実際にやってみて思うのは,「働いている方が,育児や家事より楽だよね…」の言葉です。これは,私の周りで働いている女性の多くが言っていますよ!!
それほど,家事,育児,そして,今後歳をとれば現実化する「介護」は,本当に大変な「お仕事」で家族の生活のために,とっても大事なお仕事なのです。

一日,家事,育児を実際に一人だけでやってみると大変さが分かるかも!!でも,一方でとてもやりがいと慶びのある楽しい仕事ですよ。
・・ということで,やはり,「ありがとう。(おいしくなくても!)いつもうまいご飯作ってくれて・・」「子ども達がこんなに優しい子になっているのは,おまえのおかげだよ。参観日から,お弁当作りから,塾の送り迎えから,病院に行ったりとか,本当大変だよね,ありがとう」
など,できれば,やってくれている内容を具体的に思い起こして,感謝,承認を伝えて下さいね♪
周りの方で,もし,「夫が全然分かってくれない・・」という相談があったら,「旦那最悪ね~別れなさい!」の前に「私はほんと,○○さんがんばってるな・・ていつも思ってるよ。すごいよね」と伝えてもらえたら嬉しいです。
他の人であっても,聞いて,自分のがんばりを認めてもらえることで,かなり気持ちが楽になるのだ,と相談していて思います。

まとめ 夫婦円満のために

離婚相談の中でいつも弁護士として感じるのは
手伝ってくれなくても,言葉だけでも感謝や,認めている,ということを伝えて欲しかった
お母さんは変わってくれなくても,せめて夫には,私の話を聞いて理解して欲しかった・・・
という魂の叫び,のようなものです。

私が「それは大変でしたよね…ホント,そんなお世話が出来るなんてすごいです。私なら到底出来ません!」というだけで,涙される方,笑顔になられる方がたくさんいらっしゃいます。
私は,本当に家事も育児も,介護も,到底そこまで出来ない!と思っているので,そのままお伝えしているだけですが…(汗)。
夫からすれば,「なぜ離婚?」「今まで結構仲良くしてきた,一緒に家族旅行も行っていたのに?」と思う陰には,妻がぎりぎりまで我慢してしまう・・ということがあるように感じます。
たまに少し,妻が口に出しても,すぐに夫から論理的,高圧的に責め立てられ,反論する気を無くしてしまう…
そのうちに,言っても無駄,言わずに自分が謝って丸くすむなら・・・という気持ちになっていく。
これがたまって,ある日,コップから水が溢れるように「離婚」です・・・となるように思います。
どうか,ところどころで妻のコップの水がたまっていないか,気にしてください・・・
目には見えないコップの水がどれだけたまっているのか…気づいてあげて下さい。
もし,途中で気づいて,話を聞いて,コップの水がなくす努力をしてくれたら,また空になって,しばらく耐えていける(!?)とおもいます。

女性は「離婚」を決意したら,意思は変わらない,とよく言われます。私も,多くの事例でそのように感じます。
コップの水が溢れてしまったら,溢れた水はもう元には戻りません…
どうか,喧嘩を挑まれたら,コップの水を空にするいい機会でラッキー!という気持ちで妻の魂の叫びを根気よく,聞いて下さいまし~~

私の周りには,夫婦円満な,素敵な男性経営者の皆様も沢山いらっしゃいます。
その方達は,「家事全くやってなーーい!」「食事?絶対作らんね」と豪語する方もみえます(笑)が,その方は,奥様のすごさを理解し,感謝と愛をその分,伝えていることが分かります。

このブログを読んで下さった皆さまが,妻,母としての「お仕事」のすごさ!!に気づき,奥様に「お仕事」のやりがいを感じる一言をかけていただけますように…

今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!

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この記事を書いた弁護士

木下貴子
木下貴子
岐阜県多治見市で初の女性弁護士となり18年目。
岐阜県立多治見病院など地元事業者の顧問弁護士を務め,法律のみならず経営に関するアドバイスも行っています。
個人のお客様には,離婚,相続,不動産案件を多く取扱っています。
相談は,親身,気軽,自分で決めるをモットーとしています。お気軽にご相談ください。