多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

親の認知症で困っている方へ~この1年の感謝

親の認知症で困っている方へ~この1年の感謝

みなさま,メリークリスマス(少し早いですが)♪
そして,もうすぐ,1年が終わります。

今年も,1年間,お付き合いいただき,ありがとうございました!
みなさまの,2020年はどんな1年でしたでしょうか?
このブログが今年最後のブログになりますので,心を込めて,メッセージを届けたいと思います。

今年は,何と言っても「コロナ」と切り離せない年でしたが・・・
私自身は,10年に1度の大きな変革の年を改めて感じました。

振り返ってみると,20年前は,弁護士になった年,10年前は多治見ききょう法律事務所を開所した年で,
よく聞くことかも知れませんが,10年に1度,大きな変革と躍進の年が来るのを感じます。

まずは,支えてくれた事務局の安藤さん,三浦さん,小椋さん,いつも応援して下さる皆様!1年間,ありがとうございました!!
当たり前に仕事が出来ること,日常が過ごせることのありがたさ,それが多くの人によって支えられていることを気づかされました。本当にありがとうございます!

今回は,私が今年,かけてもらって嬉しかった言葉,私にとっては,「こういうタイプの人」から言われると特に嬉しくなってしまう,と思える人と言葉,自分自身の親が認知症になったときにかけてもらってありがたかった言葉を3つ伝えることで,感謝の気持ちをみなさんとシェアしたいな~と思います!

1 公認会計士勝野弘志 先生

自分自身が弁護士という「専門職」のこともあるせいか,
専門職として資格を持って,頑張っている「インテリ」な感じの男性がタイプな私(笑)。

でも,専門職の人は,一つのことをコツコツ研究して,ストイックに極めていく人が多いので・・
専門職としての「王道」以外のことをしていたり,それを発信していることに対して批判的な目,厳しい目を向けられることが多い。

けど,勝野先生は・・いつも違ってた。
知り合ってから,多分10年近くなると思うけど,いつもチャレンジして,それを発信してた。
私も講師として参加してた「名古屋成功塾」をやっている頃は,本業も忙しいはずなのに,率先して講師もしてくれてた。

今は,女性起業家の支援をしてて,いつも美女に囲まれてる。
オシャレにも磨きがかかって,カッコイイ!

そんな勝野先生に少し前にあったとき・・

「今はYouTubeやってるんだ。現在チャンネル登録者は750人くらい」
と言ったら,

「お~!すごいね!」と本気で褒めてくれた。

以前もメルマガを始めたときに,その登録者数を言ったら,すごく褒めてくれた・・

それを聞いたらめっちゃ涙出た。
よく分からないけど,こういうタイプの人に心から褒められると私は嬉しいらしい(笑)
数字の専門家に数字のこと褒められるの,めちゃ嬉しい。

旦那も専門職だから,旦那にも本当は褒めて欲しいのだけど・・旦那はなかなか褒めてくれない・・・
多くの男性専門家もそうかもしれないですね・・

だから,勝野先生に褒められるとすごくしびれる!愛を感じる。
なので!きっと勝野先生の周りには,美女が多いに違いない!!

私も,その人が本当に頑張っていること,楽しくやっていることを心から「すげえ!」と伝えられる弁護士になっていきたいと思います。ありがとうございます~

2 私の母

2年連続登場の私の母。
昨年末は,苦しい状況だった私へ「母」としてかけてくれた優しい言葉に本当に勇気が出た。

今年言われた言葉は,

「貴子のおかげで幸せになれた」。

何度も何度も言ってくれた。今も言ってくれる。

・・今年,父がコロナで自宅待機要請が続いているとき,母のことをずっと責めている状況が続いてた。

父がおなかが痛くて救急搬送されてから,ずっとまたこうなるのではないかという不安があって・・
不安から,母をつい責めてしまっている感じだった。

父の言動を聞いている限り,「認知症」の傾向があるのが分かった。
・・母が「死にたい」とまで苦しんでいるのを見て,何とかしたいと思った。

それで,知合いにお願いしながら,県立多治見病院に電話したり,認知症専門医のクリニックに連絡したりして,予約を取った。

・・けど,予約日が近くなると,母が,変わらない父の様子に
「もう私は関わりたくない。病院に一緒に行きたくない。このままでいい。放っておいて欲しい・・」
と言われた。

仕事も忙しい中,こんなに頑張って,自分も一緒に行けるように予定を調整したのに・・
とものすごく悲しくなった。泣けた・・関わらなきゃよかった,と思った。

でも・・
認知症の専門医のところに行って,薬を処方してもらったら変わった。
父が穏やかになった。

そうしたら,母も穏やかになった。

父は「お母さんが変わったから,変わったんだよ」という。
母も「私が変わったからなんだと思う」と言ってた。

母に,確かに気持ちと接し方の変化もあったのだと思うけれど,責められた状態で優しく接し続けるのは難しいから,やっぱり,診療して薬も処方してもらったからこその変化だと思う。

・・やっとここまできて,やってよかったんだなと思った。

「幸せになれた」って人から言われると,本当に自分も幸せを感じる。

まだまだこの先どうなるのか分からないけれど・・
大切な父と母。「幸せ」と言ってもらえるように無理のない範囲で!出来ることをしたいと思った。

3 認知症専門医 長谷川嘉哉 先生

私が父の認知症のことを知ったとき・・
やはり,信頼できる専門医の先生に診てもらいたい,と思った。

それで頭に浮かんだのは,PAL研究会という地元経営者の勉強会でご一緒させていただいていた長谷川先生。

認知症が進む前に早めに受診した方がいい,とずっと教えていただいていたので・・
出来るだけ早めに受診して,私たち家族はどう接したらいいのか教えて欲しい,と思った。

母の安心できる生活も取り戻したかった。

最初に先生に話を聞いたとき・・
「どう対応したらいいか心配してるみたいだけど,もう怒るようなことは無くなるから大丈夫ですよ」
という趣旨のことを言われた。

すごくホッとした・・

実際に薬を飲み始めて・・
父は,とても,とても穏やかになった。

そして,その後は,積極的に母が通院に付き添ってくれるようになり・・・
その後の認知症のテストでは,成績が上がっていて,満点になってた!

それを長谷川先生が私にも直接知らせてくれた。
本当に,本当にうれしかった。

長谷川先生には,子どもの頃,認知症のおじいさんと同居していて,その介護をお嫁さんであるお母さんがしていたとのこと。その苦労されている様子なども見て,今のお仕事を目指された。

どこで見たのか記憶があいまいなのだけれど・・

「患者さんに接するときは,祖父に接する気持ちで」
「家族に接するときは,介護していた母に接する気持ちで」接している,というのを読んだ気がする。

にこやかで温かい笑顔で接してくださって有難かった。
笑顔は人に安心感と癒しを与えてくれる・・

長谷川先生は講演会も沢山されていて,理系,イケメン,オシャレでもあり,
やはり,こういう先生に安心感をもらえる言葉を言っていただけると,私は,特にすごく嬉しくなります。

長谷川先生に巡り合えていて,本当に良かったです。
私たち家族を救ってくださって,ありがとうございます!
(皆さんにお役に立てたらという思いで,細かい点も公開していますが,父の尊厳のため,直接父や私たち家族にお声がけいただく時は,配慮していただけるとありがたいです♡)

まとめ  愛を届ける年

今年は,本当に1年間の出来事なのか?と思うほど,振り返ると色々あった年ですが・・
今までで一番幸せを感じる年でした。

コロナの話題が多くて,何もしないと暗くなりがちな年だったと思いますが・・
心だけでも,温かい言葉を届けたい,と特に6月過ぎから強く思えるようになりました。

そういう状況を与えられた今の状況に,心から感謝しています。

コロナのことも,父のことも通じて感じたのは・・
「不安」「おそれ」「心配」は人の脳も,心も,体も蝕んでいく・・ということです。

そして,「こうすべきである」「これが正しい」と思えば思うほど,
固く,苦しくなってしまうことが多い・・というのも実感した年でした。

これから来年に向けて,より一層「不安」や「おそれ」を増幅する言葉ではなく,
「安心」「安全」を感じられるような「愛」ある言葉を届けていきたいと思います。

それも,重苦しくなく,フワッと明るく届けられる人になります!

コロナ下でも,事業を続ける中で様々な困難を乗り越えてきている経営者の方々のことを知り,
本当に心からすごいと尊敬する気持ちを改めて持ちました。

そういう経営者の方々や企業が法律的なことで困ったり,悩んだりして本業に支障が出ないよう,
全力で私も法的なサポートをしていきたいという思いを新たにしました。

事業承継についても,中小機構は離れたけれど,引き続き,「講師として話して下さい」と言われる機会もあって,有り難かったです。

今年は以前より事務所にいることが多くなったと思いますが,改めて,事務所の状況が激変する中,サポートしてくれた事務所のスタッフの皆さんには改めて感謝します!
顧問先企業の皆様には,私が信頼するその分野での経験も多い弁護士と連携しながら楽しんでサポート出来たので,引き続き頑張ります!

また,なかなか相談が入らない中,遠方からでも来所して相談され,依頼して下さった皆様,私を選んで下さって,本当に嬉しく思います。
みなさん!!本当にありがとうございました!

いつも,私が見落としがちな点に気づいて助けてくれる事務局のみなさん,いつもありがとう。
どんなことが起こっても,ついてきてくれる事務局のみんなの笑顔に助けられています。

退所した田中弁護士,退所後も気遣ってくれて本当にありがとう!

元多治見市起業支援センターのマネージャーで今でも声をかけ続けてくれる河地さん,現マネージャーの園原さん,いつもブログを読んでは感想をくれる中津先生,東信の皆々様,いつも励ましと応援の言葉を戴いて,本当に有り難いです。
一緒にグループとして活動している41ガールズや市役所の教育委員会の仲間のみなさん,家族と喧嘩したときには話を聞いてくれたり,子どものことを話せたり,いつも癒やされます。ありがとう!

私が独立した頃同じ建物で7年間事業をさせてくれた山村先生,奥村先生,本当に有り難いことです。
今の私があるのは,やっぱり,先生方がご自身の信頼に基づいて成り立っている人達を惜しみなく紹介して下さったからに他なりません。
改めて本当に感謝しています。独立したばかりの不安な頃からずっと声をかけて下さってありがとうございます。

今年は特に奥村先生に,どん底のときかけていただいた言葉に救われました!いつもご紹介もありがとうございます!事務所の伊藤君には,まだまだYouTubeの登録者数がすごく少なかったころから,「見てますよ!」と言ってもらえて,勇気をもらいました。
本当に身近な人に支えられているのを感じます。ありがとう!!!!

今はまだコロナが流行っているので難しいですが,また落ち着いたらランチ会や懇親会して下さい!
より一層仲良く,一緒に活動できたら嬉しいです。

応援し続けてくれるCPS法務総合事務所の加藤先生,難しい登記のこと,いつも相談に乗ってくれる柳生先生,サムコンを通じて繋がった全国の仲間達,久しぶりに会っても優しく声をかけて下さり,多治見市の小中学校で行うことになったいじめの防止授業でも協力して下さった弁護士会の弁護士の皆様,同じ大学出身というただそれだけなのに優しくしてくれる関大の先輩,後輩の皆様,今年は一緒に駅北虎渓用水広場のイルミネーション華やかさUP活動で関わることも出来た多治見ロータリーの皆様,応援して下さる地元金融機関・商工会議所の皆様,お父さん,お母さん,我が夫,義父,亡くなられたお義母さま,子ども達の学校の先生,そして,とってもかわいい~わがこたち。

みなさんのおかげで,やりがいを感じ,楽しく仕事をしながら,子育てもしていけています!

来年も,1月はFMピピに登場する予定です(1月中の毎週水曜日午前9時00分から~)。
引き続き,「人に好かれる話し方~6つの原則」でお役に立てましたら嬉しいです!
それでは,少し早いですが,みなさま,よいお年をお迎えくださいませ!!
最後まで読んで下さって,ありがとうございました!