ついに、養育費算定表が変わります!

今年の初めには変わるのではないかと言われ始めていた養育費算定表ですが,ついに令和元年12月23日に新算定表が発表されます。

 

1 養育費算定表とは

養育費は,基本的に子どもが成人して大人として自立できる年齢までに必要な費用を,子どもと離れて暮らす別居親(支払う義務のある側)が,子どもと一緒に暮らす同居親(支払いを受ける権利を持つ側)に対して支払うものをいいます。

養育費算定表は,子どもの人数,年齢,支払う義務のある側と支払いを受ける権利を持つ側の年収ごとに,月額の養育費を示す表です。

2 これまでの運用

現行の養育費算定表は,2003年4月に有志の裁判官が法律雑誌に公表したものです。

離婚後の養育費の算定については,裁判所を介しての手続きでは,これまで,養育費算定表を利用した簡易算定方式が主流でした。

 

3 見直しの必要性

近年,社会情勢が変化してきていて,シングルマザーの困窮が顕在化し,子どもの貧困が問題になってきました。

そこで,日本弁護士連合会が,2016年に,現行の算定表による養育費は著しく低く,現在の生活水準に見合っていないとして,月額を現行の算定表の約1.5倍とする算定表を独自に作りました。

ただ,日本弁護士連合会の作った算定表については,裁判所を介しての手続きでは,実際に使用されるには至っていません。

そこで,2018年7月ころには,最高裁司法研修所が算定方法の見直しに取り組み始めました。

 

4 新算定表

新養育費算定表では,税制や教育費,生活保護費の基礎となる「最低生活費」の変化が反映される見通しのようです。

新養育費算定表が出されれば,年収によっては養育費の額が一部上がるかもしれない等,実際の運用に大きな影響を与えることになるため,あらかじめ公表の日時を発表しておいたようです。

 

どんな算定表が公表されるのか,今の時点ではまだわかりませんが,12月23日に注目です。

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