11月の三連休に思うこと

秋の深まり

秋が深まり,多治見周辺の山肌も色づいております。

曽木公園ライトアップ

先週は土岐市の曽木公園のライトアップを観に行きました。

 

そして,今週,三連休初日の昨日は,愛岐トンネル群特別公開へ。

愛岐トンネル群特別公開

多治見駅から2駅隣りの秘境駅定光寺駅を降り立ち,1900年開通のレンガ造りのトンネル・廃線を歩きました。

すべてを歩き回るのに1時間半〜2時間かかるので気をつけてください。

近場に紅葉の名所がたくさんあるのが東濃の良いところでしょう。

多すぎて全部回ることはできませんが……

今週は二回試験

さて,今週は,司法修習の修了試験が行われていました。

司法修習の最後に,考試(俗に「二回試験」と呼ばれています)という修了試験を受け,これに合格すると漸く実務につくことができます。

私も弁護士になる前に,この最後の関門を通過しました。

6時間半の試験を5日間

着席時刻は9:45,試験時間10:20から12:00そして13:00から17:50計6時間半です。

12:00から13:00昼食時間ですが,この時間も(トイレを除き)試験会場の外に出ることはできなくて,昼食時間中も答案を作成することができます

試験科目は,刑事裁判民事裁判検察民事弁護刑事弁護の5科目。

6時間半の試験は5日間かけて行います。

(落ちたら,1年後に全科目受け直しです)

どの科目も60ページから100ページくらいの(実際の事件を題材にした)記録をしっかり読んで,問題に答えるものです。

基本的に落ちない試験

体力的にはしんどく,そして,落ちてはいけないというプレッシャーも大きな試験ですが,基本的には,(最低限の勉強・練習をし,問題文の指示を読み誤らないなど)ちゃんとやっていれば落ちない試験です。

なにしろ,合格率は98%くらい。(私の期は99%を超えていたような……)

私は毎日途中で帰りました

弁護士志望であれば,とりあえず受かりさえすればいいので,毎回,15枚くらいを書いて,途中退室していました(20枚を超えた記憶はありません)。

昼食時間中も解答することができるのですが,私は昼ごはんは軽くコンビニのサンドイッチ2つだけにしていたので,3,4分で食べ終え,昼食時間の残りの55分は淡々と答案を書いていました。

体力的に負荷の大きい試験ですので,日が暮れる前に帰ろう,ラッシュ前に帰ろう,早く帰って美味しいものでも食べてビールを飲んでゆっくり休もう,という思いでとにかく早く帰りました。

当時の記録によると,

刑事裁判は16:30

検察は16:45

民事弁護は17:05

民事裁判は16:10

刑事弁護はかなりゆっくり解いて16:05には

司法研修所の建物を出ています。

人並みの成績が取れればいいと思っていましたが,周りの人が難しかったとの感想を述べていた民事裁判,民事弁護で「優」が取れています。

この試験の独特なところ(1)〜起案用紙を最後に紐で綴る

この試験,表紙を一番上にして,答案用紙(起案用紙)を通し番号順に並べ,それを1本のつづり紐でしっかり結ばなければなりません。

試験時間が終わるまでに紐を結ばなければ,失格となります。

(今年から試験時間の最後の5分に紐を結ぶ時間が設けられたとのことです)

この試験の独特なところ(2)〜合格発表ではなく不合格発表

この試験,合格者の発表の仕方も独特です。

合格発表ではなく,不合格発表

発表されるのは,合格者の受験番号ではなく,不合格者の受験番号です。

自分の番号がないことを喜ぶ試験なんて後にも先にもこれだけでしょう。

得たものはあるのか

あの5日間の経験がその後なにか役に立っているかというと,おそらく何も役に立っていません。

資料や相手方の書面を見て,その日のうちに書面自体を作り終える瞬発力は身についたかもしれません。

でも,普通は,本や論文,裁判例を調べて,依頼者とやり取りをして,じっくり時間をかけて作りますからね……。

最後に

今後も11月の3連休が近づくと,あの試験を思い出すのかもしれません。

この一年様々な機会を通じてお会いした後輩のみなさんが無事合格し,12月又は1月より実務で活躍することを心より祈念しております。

この記事を書いた弁護士

藤田 聖典
藤田 聖典
長崎県出身,愛知県立旭丘高校・慶應義塾大学経済学部経済学科卒。
大学卒業後,テレビ放送局ディレクターを経て法科大学院に入学。法科大学院修了後,東京都内の有名進学塾の副校長在職中に司法試験に合格し,弁護士資格を取得。
法科大学院では,知的財産法を専攻。合格後の司法修習中も東京地方裁判所の知的財産権部や知的財産高等裁判所(知財高裁)で知的財産を中心に学ぶ。
中小企業の法律問題では,著作権,商標権,意匠権,不正競争防止法,契約書の作成・確認,不動産賃貸借,建築紛争,クレーム対応などが主な取扱い分野。
地域密着の弁護士を目指し,多治見市での就業を選択。
相続・離婚など家庭での法律問題も取り扱っています。

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