子どもの頃に慣れ親しんだ曲が実は……

東濃地方も梅雨入り

梅雨に入り,どんよりとした雲に覆われる日が続いています。

しかし,ふと街角のあじさいに目をやると,花弁が雨に濡れて,よりいっそう華麗に見えることに気づきます。

関東にいた頃は,あじさいを見に都内や鎌倉に出かけたり,しょうぶを見に行ったりしたものです。

ちなみに,これは東京都内のちょっとしたあじさいの名所である,多摩川台公園で5年前に撮ったものです。

今日の著作権にまつわる話は……

今日は,著作権について,子供の頃に慣れ親しんだ曲に関する事件を中心に話を勧めていくこととします。

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ついに50年から70年へ〜著作権の保護期間延長の動き

時が経つのは早いもので,2018年(平成30年)の3分の1が過ぎようとしています。

2018年の今年は,パリで活躍した画家である藤田嗣治(レオナール・フジタ)の没後50年ということで,7月31日から10月8日まで東京・上野の東京都美術館で,そして10月19日から12月16日まで京都の国立近代美術館にて,「没後50年 藤田嗣治展」が開催される予定です。

藤田嗣治の展覧会といえば,東海地方では,2016年に名古屋市美術館で藤田嗣治展が開催されています。私は,司法試験の最終日,試験を終えた直後に展覧会を観に行っています。

今回の展覧会も,おそらく秋頃に上野に観に行くと思います。

 

さて,没後50年ということですが,現行の著作権法では,没後50年というのはかなり重要な区切りとなっています。

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よくわかる知的財産権〜デザイン編 第3回:不正競争(2)

土岐川沿いのソメイヨシノも見頃を過ぎ,本格的な春の陽気が続いています。

先週は,多治見市内を歩き,多治見の桜を楽しんできました。(写真は多治見市民病院の対岸の桜です)

「桜」から,どんな曲を思い浮かべるか。

ケツメイシ,森山直太朗,宇多田ヒカル,AKB48

……思い浮かべる桜ソングによって年齢がわかってしまいます。

今回,「たまごっち」を巡る事件を紹介するのですが,「たまごっち」も年齢や世代を推知する機能を果たすように思います。

「たまごっち」と聞いて卵の形をした小型のゲーム機がぱっと思い浮かぶのは,特定の年代に限られてしまうのではないでしょうか。

 

第4.不正競争防止法を使う(2)〜商品等表示

1.「たまごっち」を巡る争い

1997年「たまごっち」が大ブームに

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よくわかる知的財産権〜デザイン編 第2回:不正競争(1)

3月に入り,暖かい日が続いております。

東京では本日,ソメイヨシノの開花が発表され,このあたりでも大寒桜など早咲きの桜が見頃となっています。

多治見にも桜並木や枝垂れ桜など桜の名所が幾つかありますので,休みの日は,多治見市内をカメラ片手に散策し,多治見の春を堪能したいと思います。

ちなみに,写真は,1枚目は昨年の春(平成29年4月3日)に東京・上野公園で撮ったもの,2枚目は4月5日に横浜・山下公園で撮ったものになります。

第3.不正競争防止法を使う(1)〜商品形態模倣行為

1.はじめに

さて,前回は,意匠法を使って,どのように量産品のデザインを守るのか,逆に,訴えられた時にどう対応すればよいのか,解説しました。

では,デザインを特許庁に意匠として登録していなくても,デザインを守ることができる場合はないのでしょうか。

 

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よくわかる知的財産権〜デザイン編 第1回:意匠

デザインを軸とした経済の仕組みとそれを支える制度

15年近く前に,デザインの良さに惹かれて買ったのが,このiMac。今では,自宅のインテリアと化していますが,このデザインは,15年経った現在においても,近未来的な雰囲気を感じさせるのでないでしょうか。
Apple Inc.の製品が支持を集めるのは,直感的に使える「使いやすさ」もあると思いますが,革新的かつシンプルな「デザインのよさ」も大きな理由だと思います。

Apple Inc.の製品に限らず,消費者は(価格や,使いやすさだけでなく)デザインのよさを理由に製品を買いますし,多くの企業はデザインで競合他社と差別化しようとします。このような経済の仕組みは,デザインを保護する制度によって支えられています。

今日から数回連続して,「よくわかる知的財産権〜デザイン編」と題して,量産品のデザインを保護する制度について解説していきます。

 

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