多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

岐阜美少女図鑑~地元を元気にする人たち

岐阜美少女図鑑~地元を元気にする人たち

11653362_843651369053085_650746906_nいつも読んでくださって,ありがとうございます!
今日は,今週1週間に地元多治見市,お近くの可児市であった沢山の嬉しい「出会い」から,「地元を元気にする人たち」「地域を活性化するヒント」をご紹介したいと思います。

今週は,ゆるきゃら「やなな」の広報担当をし,美少女図鑑モデル,可児市ふるさと広報大使の「塚本明里」さん,地元多治見市を中心に,瑞浪市,可児市などに10店舗飲食店を展開している有限会社Bフードサービス社長の「稲垣純平」さん,地元密着の金融機関,東濃信用金庫理事長「市原好二」さんのお話から,私が気づいたことをお伝えします。

アイドル,社長,地元金融機関,活動方法は違いますが,地元で活躍,支援する方から直接聞く話は,「生き方」「仕事」の中で大切にしているものが分かり,学ぶことが沢山ありますね…
私も「地元を元気にしたい!」と思っているので,地元で活躍している方々や地元の活性化を真剣に考えている方に沢山会えて,話を聞けたことがとても嬉しかったです!

「地元を元気にしたい!」「地域を活性化するにはどうしたらいいのか?」「自分の事業を地域で発展させたい」…という方に,参考になったら嬉しいです!

 

1 塚本明里さん

明里さんは,美少女図鑑モデルであり,色も白くて,とっても可愛い方(写真参照♪)。
一方で,慢性疲労症候群・筋痛性脊髄炎という重い病気をかかえている。
高校生のとき,突然,発症したとのこと。

2日に1度は体中に40本の麻酔注射を打たなければ,痛みで動くことも出来ないそうです。
…注射を打っても,楽になれる時間は15分~30分。その時間を利用して,モデルや広報大使の活動をしている。

お母様,マネージャーの佐藤さんを始め,自分を支えてくれる身近な人達のおかげで活動できているという「感謝」に溢れていた。

…笑顔が優しくて,純真で,その上…強かった。

自宅にこもるのではなく,しんどいながらも,「自分の出来ることを最大限にやって,役に立ちたい」「女の子としてのおしゃれも楽しみたい」という気持ちが伝わった。

多治見市の広報大使「鈴木ちなみ」さんも確かに素敵だけれど,身近にいて,触れることも出来るアイドル,地元の岐阜・可児市を精一杯応援したい・こちらも応援したくなるアイドルって,とても素敵だと思いました。
地元の人が,「明里さんも頑張ってるから,よし,自分も頑張ろう!」「明里さんのために何か自分も出来ることはないか?」と思えるような存在は,地元の方の一人一人が元気になる,地元を好きになるために,とても大切なのではないかなと思いました。

明里さんは,「慢性疲労症候群」という病名が単に「疲れがたまっている・サボっている」と感じられやすい偏見をさけるため「病名変更」の活動などもされています。ナイチンゲールもこの病気に罹患していたそうです。
私も,初めてこの病気のことを知りましたが,皆様も,病気について是非理解して,活動を支えてもらえたらな~と思います。

みなさまの会社や皆様自身は,地元に感謝を伝えられていますでしょうか?

 

2 稲垣純平さん

稲垣さんは,地元で活躍する社長さん。会いたいな~と思って,多治見市企業支援ルームの河地さんにお願いしていたところ,念願が叶って,お目にかかれました。
私が会いたいと思ったきっかけは,社長が経営している店舗の一つで多治見市駅前にある「本町ロマンス食堂」に行った際,店の雰囲気,接客の様子がとても素敵だったからです。

子ども達二人と一緒に行ったのですが,いつも1人ずつジュースを注文すると残してしまうので,二人でひとつのジュースを注文しました(あまりいい感じの客ではないですね,笑)。

すると,こちらの様子を察して,何も言わないのに1人分のジュースを二つの容れ物に入れ,子ども2人分にわけて持ってきてくれたのです。

すごく,感動しました~(他の店でも同じように注文したことはありましたが,このような気遣いをされたことはありませんでした)。
「今日も一日,お疲れ様でした~~」というかけ声をかけてくれたり,元気の出る対応をしてくれます♪新しく入った店員さんに,ベテランの店員さんが教えている様子もほほえましくて,素敵でした♪

…で,興味を持って友人に話したところ,友人が地元多治見市を中心に10店舗も地元に展開しているお店と教えてくれて,「やっぱりすごい!」,会いたい~と思いました。

楽しい気持ちいっぱいで会いたいと思っていたにもかかわらず,会った当日,私は「職員」と「経営者」との関係に悩んでおり(笑),話したところ,「無駄も大事。任せる。相手に決めさせる」など,すごく適切なアドバイスを頂いて,助かりました!

私と「おないどし」と分かりましたが,既に「社長」「経営者」として,どっしりとした余裕を感じました。
・・・そして,とっても男前でした❤
「人情をかけられたら,商売抜きにして頑張る」という「浪花節」的な姿(笑)も地元に根ざした活動が出来ている理由だと思いました。

稲垣さんは,多治見リバーサイドロータリーにも入っていることが分かり,ロータリーの魅力として,「横着なところをたしなめてくれる」と言われたのを聞いて,親近感がわきました(笑)。

改めて「こんな素敵な方が入っているロータリーっていいな~~」と思いました。
地元を元気にする飲食店は,本当に細かい「目配り」「気配り」「心配り」があって,「人」を大切にしていることが分かりました。

みなさんの会社には「素敵な心配り」,ありますか?

 

3 東濃信用金庫理事長 市原好二 さん

市原さんが,朝の地元経営者の勉強会PALで「地元経済の動向と企業経営の課題」について話してくれました。
東濃信用金庫理事長の市原好二さんは,「多治見ロータリークラブ」でご一緒させてもらっています。
「前日,ロータリーの慰労会があった」と年齢も離れていて,立場も全く違っても「仲間」として,声をかけていただけて,嬉しいな~~と思います。

勉強会の話の中で,「個性ある地方の活性化が不可欠」と言われました。
以前は,「太平洋ベルト」という海岸地帯が発展していたけれど,今は「地震」「津波」の問題から,内陸部のよさが認められている。

確かに多治見の「修道院」は全国を回って,一番地盤が固いということで今の場所が選ばれたと聞いたことがある。
最近では,そのようなことから,データのバックアップするサーバーの保管場所として選ばれているとか…
また,豊田市の方から「多治見は文化があっていいですね」と言われた経験から,「文化」的特性も地元の魅力のためには,必要と言われました。
「作陶」の文化は,「他の人とは同じでないものを追求していく作業で,イノベーションの要素がある」との話もありました。
その意味で,「文化」に触れることは,新しい考え方,発想をさせてくれるために「仕事」においても必要なことなのかも…と思いました。

以前は,日本銀行に勤務され,京都に在住していた経験から,堀場製作所,島津製作所,村田製作所,任天堂の話もされ,もとは京都の「京友禅」「仏壇などの装飾技術」の伝統工芸技術を「今」求められているものにアレンジして利用していく「可能性」についても話をされました。

多治見の地場産業である陶磁器に関しても,そのままで売るのは難しいけれど,「焼成技術」「転写技術」として,違う形に利用して,地元でも成功している事例について話もありました。

確かに,多治見の「陶磁器」も「陶磁器」そのものとしては,売るのが難しくなってきたとしても,その根本にある「技術」を活かして,他の商品に利用できないのだろうか??と思いました。

皆さんの会社にある技術は,今人気のある何かの商品で利用できませんか?
日頃の生活で,「文化」に触れる時間はありますか?

まとめ 地元を元気にするために

私は,地元で役に立ちたいと思って,多治見市で弁護士をして16年目になります。今,40歳となって,少し大人になり(!?)地元に恩返し,恩送りが出来る自分になっていきたいな~と思います。

そのために,地元で活躍する方々に話を聞いて,ヒントをもらって,みなさまにもお伝えしたいな,と思っています。
地元が元気になるには,まず一人一人が元気になって,一つ一つの企業が元気になって,結果として「地元が元気」になる!と思います。

一人一人が元気になるためには,「元気になるためのマインド≒精神面」と「元気になるため≒利益をあげるための技術」との両方が不可欠なのではないかな…と最近思います。
今振り返ると,「マインド」の勉強をもっとしておけば,私の成長はもっと速かったのでは!?とつくづく思うので,できることなら,私より若い世代の方には,両方をバランス良く身につけていくことをお勧めします!

確かに,「文化」「倫理」「教養」を学ぶ環境が十分ある方は,これを先に身につけて,そういう文化的素養のある方とお付き合いすることで,お金も稼げていることも多い,しかし,そのような経済的・家庭的環境にない方(私ですね)は,まず「技術」を身につけてから,経済的,精神的余裕が出来,「文化」「心」を学ぶ環境にたどり着ける…ということも多いと思うのです(私にとって,多治見ロータリークラブはその「文化」「教養」を高めるための活動ですが,以前の私でしたら到底加入するなんて,考えられませんでした)。
なので,弁護士が「お金」のことを言うと,かなり胡散臭いけど,勇気を持って「マインド」だけでなく,庶民家庭に生まれ育った者として「お金を稼ぐための技術・ヒントになること」も,お伝えしていきたいな,と思います。
(…お願いだから,嫌わないで下さいね♪)

この歳になってやっと,しっかり事業で利益を上げて税金を払ってくれる企業がいなければ,地方自治体の福祉サービスも成り立ち得ない,働く場所もない,事業の経営者が,利益を上げなければ,自分たちが生活できず,もし,自分たちが役に立っている事業をしていたとしても続けられない…どうしても助けたい家族・友人があったとしても助けることも出来ない,ということに気づきました。

 

私も,これからも「弁護士」を「ボランティア」ではなく,「仕事」として続け,お役に立ち続けるためには,そのことは避けては通れないな…と思うのです。
(せっかく頑張って,あの難関試験を突破し,志を持って弁護士をめざしたのに,弁護士会費の負担などから弁護士登録できていないのでは?と言われている最近の事態は,人ごとではないですし,同じ弁護士として本気で悲しく思います…)

なので,これからも,勇気を持って,「マインド」「技術」をお伝えしていきたいと思います!
そんな活動の一つが「岐阜成功塾」ですので,うさんくさ~いと思わずに,是非遊びに来て下さいね。
これは,単なる「お金を稼ぐことだけに特化した技術的なビジネスノウハウ」ではなくて,「マインド」の話も多いので,「士業」にも多く支持されているのだと思います。
7月は,同じ内容を元に,地元ラジオ局FMピピでもお話ししています♪

このブログを読んで下さった皆さまが,「地元を元気にする支援の仕方」「地元に愛される人・企業」になるためのヒントが見つかりますように!
今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!