多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

多治見ロータリークラブに入会しました!不悟の精神

多治見ロータリークラブに入会しました!不悟の精神

IMG_0222[1]いつも読んでいただき,ありがとうございます。
なんと私…
この度,多治見市で最も歴史のある「多治見ロータリークラブ」に入会させていただきました!
今年多治見ロータリークラブは,9年に1度のホスト役ということで,11月30日にI.M(インターシティミーティング)を開催しました。
それまで全く知りませんでしたが…
I.Mとは国際的組織である「ロータリークラブ」の中で,岐阜東濃グループという近隣地区での大会のようです。

私は,正式入会前でしたが,参加させていただき,記念品をお盆に載せて運ぶ,という役まで仰せつかりました。
地元を支える一流企業の方々が,このように時間,労力,費用を割いて開催している「奉仕」の心に驚きました!

奈良,薬師寺管主「山田法胤」先生のお話「歴史から学ぶこれからの生き方」が「漢字」「言葉」の意味を考えさせる,とても素敵な講演でした。
あの!日本人初のマスターズ決勝に進出したテニスプレーヤー錦織選手を支えた言葉…
仏教の言葉,天皇家の名前には,深い意味があるのですね…

私が心に響いた言葉を3つお伝えします!

ひとつひとつの言葉の意味に驚きを感じ,毎日のちょっとした「気づき」に「充実~♪」と思える新鮮な気持ちになってもらえたら…と思います。

 

1 一生不悟~法施

一生燃焼 一生感動 一生不悟」は「相田 みつを」さんが言われた言葉です。
テニスプレーヤーの錦織選手は,この言葉を大切にプレーに励んできたそうです。
・・・一生悟れなくて もいいから、一生何かに感動して、一生自分の命を燃焼していきたい,という言葉のようですね。
とても素敵です!!
どこまでいったら,達成だ!満足だ!ということではなくて,どこまでも,一生勉強し続けて,成長していきたい,という言葉に思えました。
法胤先生は,この錦織選手の「言葉」によって感動したそうですが,この言葉で人を感動させられる,というのは「法施」と言われました。
財施(お金による奉仕)と違って,言葉による法施には際限が無い…
私も「法施」していきたいな…と思いました。

 

2 パリナーマ~能変

パリナーマ」はカタカナですが,インドの言葉で,仏教の言葉です。

私の解釈では,「自分の心で見方を変えていくこと」だと思いました。
にわとりの声は,客観的には同じなのに,日本人が聞けば「コケコッコー」,アメリカ人なら「くっくぁーどぅうどぅるどぅ」と聞こえる。
これは,日本人の場合,小さい頃,親に,鶏は,「コケコッコー」って鳴くんだよ,と教えられてきて身についた感覚=薫習という。
しかし,そうだ!と気づけば,自分で聞こえ方を変えようと出来ますよね…
こちらが言っていることが伝わらない,ということも,根本的には相手方の「薫習」を理解せずに説明しようとしているから…
一つの事実を「失敗」ととるのか,「向いてないことが分かったから一歩成長」と捉えるのか,「心」が見え方を決めている。
そして,その「心」は「薫習」の影響を大きく受けている…
自分のことも理解してもらうには,色々な人の話や見方,考え方を聞いて,自分を内側から変える「パリナーマ」「能変」が必要だと思いました。
観自在菩薩」…みかたを自由に変えられる菩薩様…なるほど,すばらしいですね。

 

3 仁とは

天皇家の男子には「」の漢字が使われています。
仁とは…「人を愛する心」・・・
と,私の大好きな里見八犬伝の映画で,薬師丸ひろ子さんが答えていました(分かる人は同じ趣味ですね,笑)

今回,より深い「」の漢字の成り立ちについて話して下さいました。

にんべんは,人をあらわし,右側は漢字の2,ということで,二人の人と人との間の愛情の意味,といわれる。
その意味で「愛」が他人を一方的に思いやる,ということだとすると,一歩進んだ双方向の愛情,という意味のようです。

2人の人がいてお互い喜び合う,相手のことを考える・・・
「おもてなし」も自分と相手が面,裏,一緒になって,相手の喜びが自分の喜びになる,,ということからきているようです。

自分と他人は一緒にはなれない,自分と他人がいるからこそ,愛を感じられる。
でも,仲間として溶け合って,理解し合って,愛を確かめ合って…という空間が居心地がいい
…これは大好きなアニメ「エヴァンゲリオン」を思い出しました(これは,分かる人だけが分かります…ね!)
私も「」=愛を確かめ合える仲間作りをしたい,と思いました。
私にとって,ロータリーの仲間のみなさまも,これから,そうなっていく・・・と思います。

 

まとめ 仏教の言葉,漢字の奥深さ

仏教の言葉は,本当に奥深く…心に響く,と思いました。
しかし!このブログを書くために,仏教の言葉をインターネットで検索しましたが,とても難しい解説でした…
この奥深く,説明するのは難しすぎる言葉を「鶏の鳴き方」などを使って,大変分かりやすく「伝える」法胤先生の力はすごい!と思いました。
私も,法律の専門用語を分かりやすく伝える弁護士,でありたいと思います!!
仏教の言葉,漢字の成り立ちには,これからも興味を持って,わくわく調べていきたいな…と思いました。

事業は大いに成功し,普段は社長,会長職としてどっしりと構えているはずですが,手際よく,テーブルを並べ,お花を活け,リハーサルを繰り返すという多治見ロータリークラブの会員の皆さん,いつまでも謙虚=不悟の精神にとても驚きました。

実行委員長に,「今日は宜しく」「お疲れ様」「大成功でした」「すばらしかったです」など,メールのやりとりが自然になされ,終わった後には,仲間から贈り物が届けられていました。
やはり,ロータリークラブの人達の間にはすてきな「仲間」としての意識があるのがわかり,とても温かい気持ちになりました。
私もその仲間として,恥ずかしくないよう,成長していきたいと思います。
今日も,このブログを読んで下さった皆さまが,「仁」を感じる温かい一日になりますように…

今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!