離婚の可能性を3分の1にするために夫の出来ること

いつも読んでいただき,ありがとうございます!
今回は「離婚の可能性を下げる方法」「夫婦・人間関係円満のコツ」について,お話します。

男女の役割分担,子育ての在り方についての「価値観」の変化が著しい昨今。
いまどきの「夫婦」が円満であるために,夫が注意するといいことは何でしょうか?

私は弁護士として男性から,妻に離婚をしたいと言われたけれど自分はしたくない,
離婚は回避したい,修復したい,というご相談を受けることも多いです。

どうしたら,離婚を回避することが出来るのでしょうか?

私の子ども達が学校からもらってくる「わが子のあゆみ」の中の記事がとても参考になったのでシェアしたいと思います。

「父親であることを楽しむという生き方をやっていこう」という理念で活動している
NPO法人ファザーリングジャパン東海支部長榊原さんのお話から気づいたことを3つシェアします。

夫への愛情が回復するための決め手は?
コミュケーション力を上げる間抜けのススメとは?
離婚の可能性を3分の1まで減らす夫の行動とは?

 

1 夫への愛情が回復する決め手

ここでまず,残念なお知らせかも?ですが・・・
ファザーリングジャパンで女性の愛情曲線を調べたデータによると,
女性は,結婚前の愛情1位の対象は仕事,結婚後は夫に変わるのですが,
出産後は,圧倒的に子どもが愛情の対象の1位となり,夫への愛情はガクンと大きく下がるそうです。

(母親の皆さんですと,そうそう・・という感じでしょうか,笑)

その後,子どもが成長するに従って,子どもへの愛情が次第に下がっていくのですが,
これに伴って,夫への愛情が回復されるパターンと,全く回復されないパターンとが2極化するそうです。

その違いは何にあるか・・?
 

実は,子どもの「乳幼児期に一緒に育児をしたかどうか」です。

一緒にしていた場合には,子どもの成長に伴って,夫への愛情が回復されるのですね。
反対に,一緒に育児をしていない場合には,回復しない・・・


子どもが成長してしまったら,こんな言葉が出てしまうそうです。
「夫の世話は,もう疲れました」

私も子を持つ母として思うのは,確かに乳児期の母の負担は大きいな・・ということです。
特に初めての子どもは,何をどうしたらいいのか分からず,混乱しています。
それなのに,もし夫が全く育児に協力してくれず,「オレのご飯は~?」と言っていたら・・・孤独感が募ります。

離婚のご相談者の妻の発言でも,この時期に言われた夫からの理解のない言葉,冷たいと感じた行動などをその後10年以上も忘れずに覚えていることが分かります。

うちの夫は,この時期,一緒に戦い抜いたパートナーと言えると思うので,
今は愛情曲線が下がっているかも?だけど,今後回復していくのかな・・と思います(笑)。

夫の皆さん,これから妻が出産を迎えるという方は,
この大事な時期を逃さないよう,是非育児に参加して下さい~

もうその時期は過ぎてしまった・・という夫の皆さんも,今ならまだ遅くないかもです。
乳児期の大変な時を任せてしまってごめん,今更だけど,一緒に子育てをしたい,何かやれることないかな?
と聞いてみるのはいかがでしょうか?

 


2 間抜けのススメ

これは,夫婦間に限られることではありませんが・・・
相手の言っていることはおかしい,と思うと,「おまえは間違っている」と言ったり,

相手のやっていることがおかしい,と思うと,
おまえのやり方は間違っている」と言ったりしませんか?

私も離婚相談を受ける中で,夫からこのような言葉を言われ続けてきた・・
夫は全て「自分が正しい」と思っていて,私の言い分は全く聞こうとはしません・・
という妻の言葉をよく聞きます。


この言葉のどこか問題なのでしょうか?

そもそも,相手の言うことが「間違っている」と感じるのは,なぜでしょうか。

それは,相手とは「価値観」が違うからです。


私がよく使う,うちの場合の実話ですが・・

バスタオルを毎日は洗わない(なぜなら,キレイになった後の水滴を拭き取るだけだから汚れない)
家庭で育った妻にとっては,
バスタオルは毎日洗わないというのが当たり前なのに対し,

バスタオルは毎日洗う(なぜなら,不潔だから)家庭で育った夫にとっては,
バスタオルは毎日洗うのが当たり前です。

この「価値観」の違いから,おまえのやり方は「間違っている」となるのですね・・


このように「価値観」によって,何を「正しい」と感じるかは違うということですね。

しかし,この「間違っている」ということは,自分が常に正しいと言うことを前提にした「話し方」になります。

そのため,聞いている妻にとっては,カチンと来るのですね。


でも,そうではなくて,「間違っている」から「間(マ)」を抜くと相手に不快感を与えないそうです。
これが「間抜けのススメ」とか・・なるほど。

つまり,「君のやり方は,僕と違うね」というように,
「間違っている」ではなく「違っている」と伝える事が大事なよう。

確かにこれだと,どちらかが常に正しいという威圧感が無く,
じゃあ,その違いをどう埋めていこうか~?となりそうです。


夫の皆さん,「間抜けのススメ」してみませんか?
実は,私は男性からも,妻に「あなたの考え方は間違っている」と言われるんです,
というお話も聞くこともあるので・・
これは妻である私たち女性も,意識して使っていきたいですね!

 


3 離婚の可能性を3分の1に

結婚している女性に聞いたそうです。

「現在,十分な収入があれば,離婚したいですか?」


その際の答えが,夫が「あること」をしていると
「離婚したいです」と答える割合が約3分の1にまで減るそうです。


してない場合,離婚したいと答えたのは,47.1%。
している場合,離婚したいと答えたのは,13.6%。

 

離婚の可能性を3分の1まで減らす魔法(笑)の方法・・・それは?


夫が,「家事をすること」だそうです。

夫が家事をしている場合,離婚したいと答える割合は,約3分の1まで減少する。


と,いうことは・・・家事を分担することが離婚を回避するための1つの方法になりそうです。

熟年での離婚理由は,それまでは収入を得てきてくれる夫のため,
仕方なく?家事を一人で負担してきた妻が,夫が退職し,その必要性が無くなった・・
と感じるからかも知れないと改めて思います。

今は年金分割の制度も整ってきていますので・・・

そうはいっても,仕事が忙しくて,なかなか家事は出来ないよ~という夫の方も多いと思います。
その場合には,お金については,せめて「オレのお金で食わせてやっている」という気持ちは捨て,
家事は全てやってくれてありがとう・・
オレは働いて家族を支えていくよ~~という気持ちで快く収入は妻に渡し,「言葉」で感謝を伝えてもらえたらと思います。


夫の皆さん,家事の負担,していますか?
もし,離婚したくないとしたら,少しずつでも家事の負担をしてみませんか?
妻の方が家事,育児の分担が多いと感じたら・・感謝の言葉を伝えていますか?

 


まとめ お金以外でも欠かせない存在


夫婦としての共同生活をしていく中では,外から収入を得ること,夫婦が生活するための家事をすること,子どもがいれば子育てをすること,介護すべき親がいれば,介護することなどの沢山の「やるべきこと」がある。

その中で,少し前の夫婦像では,夫が主に収入を得る,ということのみを負担し,残りは全て妻・・という役割分担が多かった。
確かに,それでも,共同生活をするためのパートナーなのだけれど,夫の役割は「お金」の部分だけになってしまう。

そうすると,「金の切れ目が縁の切れ目」ではないけれど,リストラされたり,病気になったりして収入を得られなくなってしまったら・・
パートナーとしての存在意義が直ぐに無くなってしまう。

けれど,そうではなくて,夫も妻と一緒に大変な子育てを乗り越えてきたり,家事も負担し合ったりして,精神的にも支え合ってきた場合,
もし,夫の収入が無くなったとしても,夫のパートナーとしての存在意義が「お金」だけではないから,妻は夫を必要と感じるのではないかな・・・

収入は,妻である自分が得られるように頑張ろう・・と思うかも知れない。

なので,夫の皆様が,夫婦円満であろうとするためには,妻にとって自分が「お金」だけではなく,夫婦の共同生活を営むために欠くことの出来ないパートナーなのだ,と感じてもらう必要があるようです。
そのための行動が,乳児期の育児を一緒にしたり,家事を分担することなのかな・・と思いました。


反対に,妻も,家事,育児だけがパートナーとして必要とされているということだと,病気などでこれらのことが出来なくなってしまったら,夫にとっては不要の存在になってしまうのか?
考えさせられるところです。

・・・一番大事なことは,精神的に相手方いることで私は助かっている,と感じられることなのかも知れませんね。
その手段が,家事や育児の分担ということなのかも・・と思います。

仕事でもそうですが・・・
一緒に苦労して1つのミッションを成功させると,そのときの仲間とは本当に深いつながりを感じます。


一緒に悩みながら,協力して1つのことをしていく中で,精神的な結びつきが強くなるのかな・・と思いました。

そう考えると,家事の分担そのためには「子育て」というのは,夫婦として精神的な結びつきを強めるための良いミッションかも,と改めて思いました。

みなさんは,夫婦としてのミッションを協力しながら,楽しく乗り越えていますか??


それでは,このブログが読んで下さったみなさま,特にお子さんを持つ夫の方にとって,夫婦円満生活を続けるためのヒントとなりますように。

今日はこれから子ども達の参観日。下の子については・・やや不安が募ります(汗)。

夫にも子どもの状態を知ってもらって,一緒に「子育て」ミッションに参加してもらいたいと思っています!


今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!

 

 

この記事を書いた弁護士

木下貴子
木下貴子
岐阜県多治見市で初の女性弁護士となり18年目。
岐阜県立多治見病院など地元事業者の顧問弁護士を務め,法律のみならず経営に関するアドバイスも行っています。
個人のお客様には,離婚,相続,不動産案件を多く取扱っています。
著書「離婚調停は話し方で変わる」は,Amazonランキング「法律」部門ほか5部門で第1位を獲得。
相談は,親身,気軽,自分で決めるをモットーとしています。お気軽にご相談ください。

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