愛され続ける地域・会社・人になるために

おはようございます♪
今回は,ここ最近あった出来事から,「共通するもの」を感じましたので,シェアします。


多治見が愛され続けるために必要なこと,地元企業が事業承継を成功させ,継続的に愛され続けるために必要なこと,は,何でしょうか?
そして,私たち個人が,長く愛してもらうために必要なこと・・・は?

私のここ最近の出来事は・・・
3月4日に,「森のわらべ多治見園」を経営している園長,浅井智子さん達の勉強会「発達障碍について考える~森のようちえんこそインクルーシブ教育」に参加しました。
3月7日に,母校の多治見中学校の卒業式に教育委員として参加しました。
そして,昨日17日は,公的機関のスタッフとして,事業承継研修の講師をしました。

その中で感じた地域,会社,そして,私自身も!長く愛されて続けていくために必要な一つのこととは?

 

1 インクルーシブ教育って?

教育委員になるまで,そして,息子に発達障がいがあることに気づくまでは,恥ずかしながら,この言葉を殆ど知らなかった。
 今は,これを知って,その言葉の意味をとても深く考えさせられています。
多治見は,全国でもインクルーシブ教育,つまり,障がいがある子を排除せず,一般的な教育を受けられるようにすること,個別に必要な「合理的配慮」をすることについて,先進的,と言われているらしい。
 しかし,浅井さんの感覚では,実態は追いついていないのでは無いか・・ということだった。
 森のようちえんは,もともと,そういう「インクルーシブ」という「言葉」を使っていなくても,それぞれ,みんなをひとりひとり,特別に扱ってきた,と言う。
 つまり,もともと,「みんな」という集団ではなくて,「」を大切にしている。
 その意味で,多治見市のインクルーシブ教育のキャッチフレーズ「みんなが伸びる みんなと伸びる 自立を支援する教育の推進」について,疑問を持っていた。
 
確かに,「みんなと伸びる」は,印象的な問題だけれど,障がいのある子がそうでない「定型発達」の子達に合わせて,一緒に伸びる,伸びなければいけない・・という感じがするかも。
 
うちの息子は,来年度から支援学級で過ごすことを検討しています。しかし,他と一緒であることを重んじる日本社会で生きて行くには,息子が,支援学級で過ごし,他の一般的な子との関わりが無くなってしまうことが心配だった。
 そして,息子の方に,他の人と上手くコミュニケーションを取れるようになるための教育して欲しい,と望んでいた気がする。
 けれど,本当は,社会の方で,受容して欲しかった・・障がいがある子だけで無くて,それぞれの子どもの特性に応じた関わりを,「みんな」ではなくて,それぞれが違うことを前提にした関わって欲しい,と思っていた。

昨年の4月から,いわゆる「障害者差別解消法」が施行され,障がい者も同じ教育を受けられるために,公的機関が合理的配慮をすべき事が法律上の義務となった。

合理的配慮をして,みんなと同じように出来るようにする・・・確かに大事なのだけれど,私としては,今は,もう少し「個」に応じた体制を意識して欲しいと思っています。

 法律の元となった,障がい者の権利に関する条約には,
 「 障害者が、その人格、才能及び創造力並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達させること」という一文がある。

 最近知り合うことの出来た発達障がいに理解のある先生に相談したとき,私が普通学級から外れることで,特別に扱われ,他の一般的な子ども達とのコミュケーションの取り方が分からないのが不安,と言ったところ,
 その先生は,むしろ,その子の特徴に応じた,積極的な取り組みこそ大事と思っている,と話してくれた。

 横浜市では,こういう取り組みもあるらしい↓
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201703/CK2017030502000144.html

 今は,変革の時期で「インクルーシブ教育」の考え方もまた,統一していないような感じを受けた。
 けれど,私も,ひとりの親として,教育委員として,どう考えていくか,意識したい,と思った。
  私自身が,多治見市の教育環境がいい,ここに住んで良かった,と思えるには,やはり,単に他の多くの子達に合わせられることだけじゃ無くて,うちの息子らしい,育ち方を助けてくれた,特長を伸ばしてくれた,と感じられたときだと思う。
 愛され続ける地域になるためには,特徴的な何か,世界にも通用するような何かが必要,そして,新しいことを取り入れる視点,が必要だと思いました。  


2 中学校の卒業式 

今回の写真は,母校多治見中学校の卒業式に出たときのもの。
参加していた卒業生のお父様が送って下さった(ありがとうございます!)
私は,大学の卒業式で袴を着たとき以来,着物らしいものは着たことが無かった。
だから,着物を着ることは私にとって「チャレンジ」。

着物を着ることで,なぜか,とても豊かな気持ちになった。
年輩の女性の方々から,「いいね~,春らしくて,とっても素敵」と言ってもらえた。

久しぶりに母校の校歌を歌ったけれど,自然に歌詞が出てきたのが不思議だった。
しかし,自分が中学の頃,あまり普段歌っていなかった2番の歌詞(大体歌うのは1番と3番だった)を聴いたとき,新鮮な気持ちになった。

 「海越えて その名輝く 窯業の歴史を受けて 新しき文化つちかう 多治見 おお 多治見中学 ああ 流れゆく 土岐を望みて 若き日の夢ぞはてなし」


 こんな歌詞だったの・・?
 昔から,やっぱり,多治見中学校でも,「陶器」の文化,そして,土岐川の流れの美しさを大切にしてきたのだな,と改めて思いました。
 そして,この一文「新しき文化つちかう」に・・目が覚めました。

 あ,ここでもやっぱり,新しい文化を創り出すことの重要性を言っている・・・
 日本人が大切にしてきた文化,多治見が大事にしてきた文化に思いをはせることで,「誇り」を感じられると共に,これを大切にしながらも,さらに,若い人達には,新しいことにチャレンジすることを大事にして欲しい,多治見の文化を磨き上げて欲しい,と改めて感じました。

 中学生の歌声は,本当に美しく響いていて,仲間のおかげでやってこられた,仲間に「ありがとう」と言いたい,という言葉に感動した。
 
新しい文化を切りひらく担い手は,これからの子ども達にかかっている,と改めて思いました。
 多治見市が地域として愛され続けるには,やはり,文化を守りながら,地域の子ども達の手によって,作り出していくことが大事だと改めて思いました~~ 
  

 

3 事業承継 

公的機関で,事業承継問題に関わるようになって,改めて気づいたことがあります。
それは,「チャレンジすること」と,「守り続けること」の両方の大切さ。
 

帝国データバンクが長寿企業4000社にアンケートをしたことがあります。
その中では,今後生き残って行くために,何が必要だとお考えですか?という質問をしています。
 
その回答のトップは「信頼」の維持,3位は,品質の向上でした。
 これらは,まさに自分たちの会社がどういう理由で,お客様から選ばれているかを知り,その「信頼」を守り続けること,そして,さらに磨き上げることです。
 その意味で,企業の「文化」を守っていくことがとても大切,と感じます。

他方で,回答の2位には「進取の気性」となっています。
 これは,つまり,チャレンジ精神です。新しいことに取り組む精神こそが,生き残るために,必要だと言っています。
 これまで,長寿企業として生き残ってきた企業が共通して答えていることなので,とても信憑性があると思います。

 その他の中小企業庁のデータでも,事業承継後に新しい取り組みをした企業の方が業績が上がっていることが出ています。

 なので,私も事業承継のお話をするときには,この話を意識して,伝えています。
 
愛され続ける企業であるためにも,やはり,企業文化,信頼を守りながら,さらに新たなことにチャレンジして行くことが大事だと改めて実感しています。
 

まとめ

ここのところ,3つの私自身の出来事を通じて,改めて,長く愛される地域,会社になるためには,これまで積み上げてきた文化を大切にしながらも,新たなことにチャレンジして行くことがとても大切だと思いました。

そして,事業承継のデータの中でもはっきりと出ているのですが・・・新しいことにチャレンジするチカラは,若い人ほど強い!
(若くして事業承継をされたケースほど,その後の業績が上向きなっている傾向が見られます)

なので,若造だから,子どもだから,何も分からないくせに・・・
なんて思わないで,子ども達の意見,新入社員,もしくは,後継者となる若い方々の意見もきいてみると,新たな考え方に気づけるような気がします。

事業承継がうまくいかないケースでは,このあたりのコミュニケーションがうまくいっていないのを感じます。
父にはこれまで築いてきた大事なやり方があり,他方で,息子には,新しい観点で改革したいという想いもある・・・
この「守り続けること」と「チャレンジすること」の統合がうまくいくといいな,と改めて思います。

そして,私たち個人自身も・・全く人格が変わる,というのは,どうかな?と思うのだけれど,ありのままの自分から,少しずつ,チャレンジをすることで,更に魅力的な自分で有り続けられるのではないかな・・と思いました。
夫が「オレ,もうこのままで十分幸せだから。何も,これ以上仕事で努力したくない」と言っていたら・・私は魅力を感じられないと思う。

新しいことを私以上にいつも学んでいて,成長している夫のことを尊敬しています。
そして,私自身の・・・かなり,弁護士としては,珍しいチャレンジ,他の弁護士とは違うチャレンジも応援してくれていること,理解してくれていることに感謝しています。

人と,違うことをすることで,嫌われることももちろんあるけれど・・・(それは,強い痛みではありますが)
それ以上に,もっと好きになってもらえる人も増えた,とやっぱり感じます。

みなさんは,信念を持って大事にし続けていることと,チャレンジしていること,両方がありますか?
是非教えて下さいね♪ 

  
それでは,このブログが,地元地域,会社,自分自身が,愛され「続ける」ためのヒントになりますように

今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました♪

この記事を書いた弁護士

木下貴子
木下貴子
岐阜県多治見市で初の女性弁護士となり18年目。
岐阜県立多治見病院など地元事業者の顧問弁護士を務め,法律のみならず経営に関するアドバイスも行っています。
個人のお客様には,離婚,相続,不動産案件を多く取扱っています。
相談は,親身,気軽,自分で決めるをモットーとしています。お気軽にご相談ください。

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