多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

この言葉で救われた~1年で嬉しかった言葉

この言葉で救われた~1年で嬉しかった言葉

009メリークリスマス!今夜はクリスマスイブですね!
そして,もうすぐ,1年が終わります。

今年も,1年間,お付き合いいただき,ありがとうございました!
みなさまの,2016年はどんな1年でしたでしょうか?

このブログが今年最後のブログになります(来週は,大晦日で,皆様もお忙しいと思いますので,お休みします!)ので,より心を込めて,メッセージを届けたいと思います。

私自身は,今年,新しいチャレンジとして,メールマガジンの配信がスタートできたことが一番の成長を感じたことでした。

まずは,支えてくれた田中弁護士,事務局の安藤さん,木股さん,三浦さん,いつも応援して下さる皆様!1年間,ありがとうございました!!

今回は,私が今年,かけてもらって嬉しかった言葉,聞いて,新たな気づきがあった言葉を3つ伝えることで,幸せをみなさんとシェアしたいな~と思います!

 

1 それを木下貴子が言ったから(鈴木亜紀子さん)

今年は,女性士業(鈴木かおり社会保険労務士・松山美穂税理士・鈴木亜紀子行政書士・私)で活動している41girlsが「多治見ビジネス・イノベーション大賞」にて大賞の次の賞である「奨励賞」をいただけた。

この受賞は,本当に他のメンバーのおかげ。特にアッコちゃん(鈴木亜紀子行政書士)には,2次審査のプレゼン資料の作成,プレゼンで,本当に力を発揮してもらった。
この受賞ができたのは,殆ど彼女のおかげ・・・と思っています。

もともと,恩のある方に勧められたから,応募したいんだけど・・という理由であまり乗り気ではなかったメンバー3人を私が誘ったのが応募のきっかけ。
1次審査の書面は私が作っていたのだけど,作りながら,自分だけが,「盛り上がっている」感じがして,段々,辛くなってきていた・・

・・・根本的な不安があるけど,応募して良かった?
自分だけ盛り上がってる気がしてさ・・・
/ という私からの質問について,

彼女にかけてもらった言葉がこれ。


「世話になってる人に頼まれた」なら、応募する理由は十分だ。

それからもう1点、「それを木下貴子が言ったから」も理由のひとつね。


私がやりたいから,と言った,という理由で,一緒にやってくれる人がいるって,本当に幸せだと思った。

それを,ストレートな言葉で伝えられるアッコちゃんは,すごいな・・・と思います。


・・・泣けました。あっこちゃんは,少し(笑)年下なのだけど,大人だ。私も,その人が心から勇気の出る言葉がかけられる人間になりたい,と思う。
・・・嫌な思いもさせたと思うけれど,引き続き付き合ってくれてありがとう。私は,そのストレートさが好きです。

 

 

2 絶対・・は危険(六泉直美さん)


今年は,なおちゃん,こと「六泉直美」さんが多治見に来てくれた。
それまで,なおちゃんと話していて,いつも感じていたのは「何でも受け容れてくれる」という大きな器のイメージ

なんで,この人,いつも笑顔で写真撮ってるんだろう?
なんで,この人,いつも「ごきげん~♪」って言ってるんだろう(笑)

元保育士でもあったなおちゃん。2児を育て上げた母でもあります。
なおちゃんのお話を是非多治見できけたらいいな,楽しく子育てもできそう!と思っていました。
お話し会を開催しよう!と,とりあえず,日にちを決めたのはいいけれど,誰を誘っていいものやら・・・

と直前まで,なかなか誘えておらず。

でも,その中で,しばらく連絡を取っていなかったさとちゃん(杉江聡子さん)と昌代さん(日比野昌代さん)を誘ったら,それこそ,ごきげんに来てくれて,めちゃめちゃ嬉しかった。

誘うのって,すごく勇気いるので,「誘ってもらえて嬉しかった」と言われた瞬間・・・泣けてしまう。ありがとう。

・・で,その講座でなおちゃんに言われた言葉がこれ

「絶対」・・・という言葉を沢山使う人は,意志が強くて,目標に向かおうとする力が強い。
けれど,「絶対」をすすめていくと,つらくなる・・・自分や他人が少しでもその基準に外れたら,許せなかったりする。
なので,私は「絶対」という言葉を多用する人を心配してみてるの・・
(というような事を言ってた)。


私は,それまで,自分でも「絶対」を多用してた。そうすることで,自分を鼓舞してきた気がする。
けど・・・この話を聞いて,え・そうなの?と意識が変わった。

確かに,世の中にこれしかない「絶対」間違いない,なんてことが,どれくらいあるんだろう・・・ほとんどないんじゃないのかな。
弁護士が仕事で関わる紛争場面を思い出しても,自分が「絶対」正しい,相手がおかしい・・となって,紛争に繋がっていく気もする。
もう少し,相手にも自分にも柔軟に生きたい。

そのひとつに,なおちゃんに言われた,子育てで「○○できたら,ご褒美あげる」っていうのもあり!という考え方。

私は,それまでは頑なにご褒美を目的にして行動を促していたら,ご褒美がない限り,やらないから人間になるから絶対にダメ・・・と思ってきた。
けど,子どもによって,特徴は違う。特にうちの下の子は・・・

そう思ってから,色々な情報をみたら,うちのように「ユニーク」な子どもには,この「お駄賃戦略」的な対応もよいという専門家による記事も見つける事ができた。
「受け容れていない情報」ははいってこない・・・

何でも「絶対」間違いない,と思うのは,やめようと思った。ありがとう,なおちゃん。

 

 

3 面白いからいいよね!(私の夫)


今年,最大の発見は我が息子の「ユニーク」さ。
医学的には?「発達障がい」という。

結構なショックを受けました・・・

けど,周りのみんなから,「個性ですよ,個性」といってもらったり,
「将来大物になるよ」「お母さんを選んで生まれてきたんだよ」「子どもは神様の預かりもの」と言われることで,気持ちを安定させようとしてきた。

でもでも・・実際には,毎日のように学校からは電話があったり。
けがが絶えなかったり・・・
お友達にけがをさせてしまったり・・・

実際には,結構泣き暮らしてきた。

うちの夫は,私より,少しだけ(笑)難しい大学を卒業している。
そして,夫は長男。

きっと,勉強もよくできて,両親からもかわいがられて,育ってきたと思う(親族皆様「勉強ができる」というイメージです)。
家を継ぎたいなんて,全く思わないけれど,もしも,頼りにされているとしたら,申し訳ないと思った。

うちの息子は,夫の家を承継していけるタイプとは思えないから・・・
それどころか,言うことは聞かないし,扱いづらい典型。
夫の兄弟の子どもと比べられたりして,かわいいと思ってもらえないとつらい。
私だけのせいじゃないと思いたいけれど,やっぱり夫にも本当に申し訳ないな,と思った・・・


「ごめんね。うちの子が,お義父さん,お義母さん,や兄弟,その子ども達に嫌がられたりしたら・・申し訳ない」と言ったとき,

夫に言われた言葉

「でも,(うちの息子は)面白いから・・いいよね」

私を気遣って言ってくれたのか,本気で思っているのか(思ってそうな気もするけど),すごくほっとした。

 

うん,息子は,確かに,面白くて可愛い。
でも,発達障がいの子を受け容れられない夫の話がインターネット上も沢山出ているし,弁護士としてこれまでのってきた離婚相談でもいっぱいあったよ。

「大丈夫だよ。なんとかなるよ」とかじゃなくて「面白い」と言ってくれた夫には感謝した。気持ちがふっと楽になった。

・・この人と結婚して,よかったな,と思いました。

・・のーてんき(じゃないのかも,だけど)な部分もある夫のおかげで助かってる気がします。ありがとう。

 


まとめ 試練の年

今年は,試練の年だった気がする。
息子の事については,これまでの仕事の仕方を根本から見直すきっかけになった気がします。

結局息子のおかげで,私は助けられているのだと思いました。
手放すべき仕事を手放すことが,必要と分かって,手放せた。
伝え方も,息子に伝わるように「しっかり」とか「きちんと」という抽象的な表現ではなく,「机の下のゴミがゼロになる状態に」など,客観的に分かる話し方を意識するようになった事で,仕事でも更に「話し方」を意識できるようになった。

多治見市の教育委員という責任の重い仕事も戴いた・・
これも,息子の「ユニークさ」が分かる前と後では,全く感じるもの,言う意見も違っていたと思う。この時期にこの役割を与えられたことも,きっと意味があると思う。

若輩者で,分からないことばかりだけれど,ひとりの親として感じていること,弁護士として感じること,多治見市を愛する市民として感じていること,そのバランスを大事にしながら,本気で自分の子ども達が育っていく地元の教育がどうなっていって欲しいのか,これからの任期で考えていきたいと思っています。

今年は,辛いことも多かった気がするけれど,その分成長するための要素が沢山あって,新たな考え方にふれられたり,新たな夫の一面などを見ることもできて幸せでした。

昨年までは,こちらから伝えたいことが多くて,「セミナーしたいんです」「話させていただけますか?」と言っていることが多かったけれど,今年は,それはなく,「講師として話して下さい」と言われる機会も何度かあって有り難かった。
母校の多治見中学校でも話すことができて,嬉しかった。子ども達は本当にきらきらしていて,純粋で,その場を一緒に過ごせたことが本当に幸せだった。


今年は事務所を空けることが増えてしまいましたが,顧問先企業の皆様には,引き続きご相談をいただけること,本当に嬉しく思います。
また,なかなか相談が入らない中,遠方からでも来所して相談され,依頼して下さった皆様,私たちを選んで下さって,本当に嬉しく思いました。

みなさん!!本当にありがとうございました!

いつも,私を助けてくれる事務局のみなさん,企業の債権回収・労務関係と交通事故事案で特に実力を発揮している田中弁護士,ありがとう!事業承継案件も力を入れてやってくれて,助かっています。

元多治見市起業支援センターの河地さん,多治見市の6次総合計画の際にご縁を戴いた中津先生,いつも励ましと応援の言葉を戴いて,本当に有り難いです。
一緒にグループとして活動している41ガールズや公的機関の仲間のみなさん,同じ建物内で事業をしている山村先生,奥村先生,CPS法務総合事務所の皆様,いつも進化し続けて一緒に成長したいと思うPAL勉強会の皆様,サムコンを通じて繋がった全国の仲間達,弁護士会のみなさん,多治見ロータリーの皆様,応援して下さる地元金融機関・商工会議所の皆様,お父さん,お母さん,我が夫,ご両親,子ども達の学校の先生,そして,とってもかわいい~わがこたち。

みなさんのおかげで,やりがいを感じ,楽しく仕事をしながら,子育てもしていけています!
来年は,1月4日からFMピピに登場します(1月中の毎週水曜日午前9時00分から~)ので,「新年に信念を固める」お役に立てましたら嬉しいです!


それでは,少し早いですが,みなさま,よいお年をお迎えくださいませ!!

最後まで読んで下さって,ありがとうございました!