多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

日本の常識は世界の非常識?歯科医が家族にしたい治療とは

日本の常識は世界の非常識?歯科医が家族にしたい治療とは

001おはようございます!

今回は,15年以上続く地元経営者朝の勉強会PALでのお話をシェアします♪

テーマは「最新!歯科治療 歯科医が家族にしたい治療とは」,講師は,ふじもと歯科の「藤本靖貴」先生です。


覚王山,箕面など都会での勤務歯科医を経験されてから,地元土岐市に戻ってこられた3代目経営者の藤本歯科医。

以前,大事なお友達を通じて知り合った藤本先生。人格的にも大好きです。

今回の話を聞いて,その勉強し続ける姿勢,高い理想,経営手腕なども知り,さらに好きになりました~


弁護士もどんどん増加していますので,人ごとではありませんが・・・

歯科医はコンビニよりもあふれている,と言われ,本当に,厳しい経営状況となっている昨今。

 

藤本先生は,歯科医が1日平均17人の患者の受け入れをしているところ,平均50人を受けられており,2週間はなかなか予約も取れない大盛況。

そして,土岐市に来て,都会の方々の「歯」の状況とは違う特徴,意識に気づかれたようです。


歯科医にかかるのはいつですか?日本の常識は,世界では非常識?

その「歯」情報は正確ですか?歯科医も参考にしている「この治療ってどうなの?」というときに見るサイト

歯科医を選ぶときに大事なポイントは?

藤本先生は,何に意識しているから,経営も大盛況なのでしょうか?

 


1 日本の常識は世界の非常識?


  
 日本の場合,歯科に通院する理由のトップは,圧倒的に虫歯治療のため
一方で,スウェーデン,アメリカなどの国の通院理由は「歯の健康診断」のため,つまり,「予防」のため。

これが,実は,大きく虫歯・歯周病の罹患率にかかわっているようです。

なんと、スウェーデンでは,虫歯が日本人の半分以下。歯周病にいたっては、日本の1/4以下しかない,というデータもあるようです。

結果として,日本人の方がスウェーデンよりも歯科医に通う通院回数が増えているというのが実態のようなのです・・

ちょっと怖いイメージの歯科。できれば,虫歯にならない限り近寄りたくない・・・

それなのに,結局,かえって歯科医に何度も行かないといけなくなっているという悪循環,知っていましたか??


私は知りませんでした・・・

5年も歯科医に行っていない場合には,要注意のようですよ。

上の歯がなくなって,入れ歯になってしまうと味も感じないそうです。

しっかり稼いでお金を持っている経営者でも,食事の楽しみが無くなってしまうのは不幸ですよね・・・


弁護士の仕事も同じ問題があるな~と思いました。

本当に困ってからしか来てもらえないお仕事・・・もっと前に相談していただけたら,こんな問題にはならなかったのに,と思うことも多いです。
結果として,多額の弁護士費用と多くの時間もかかることになる・・・


私も,定期的なメンテナンスを心がけたいと思いました。
みなさんは,歯のメンテナンス,していますか??

 

 

2 情報を正確に知ること

 

情報を「正確」に知ること・・これは,本当に大切です。

「知識」が変われば「意識」が変わる。

「意識」が変わると「行動」が変わる。


都会と比べたとき,藤本先生は,わが「東濃地区」では,総入れ歯にしなければならない方がとても多い,ということに気づいたそうです。

地方は高齢化している,という問題もあるでしょうが,「メンテナンス」という意識の高さの違いも関係していそうですね。


「むだ死にしない技術 」という本の中で,「ほりえもん」さんが,「歯」についてもふれているようです。とても良い本なのですが,歯科医の目線で見ると,「ちょっとどうかな」と思う部分もあるそう。
やはり,専門家の意見を聞くことが何より大事ですね。


そんな,藤本先生が教えてくれた,先生も参考にしているサイトは「歯チャンネル」(http://www.ha-channel-88.com/
この歯磨き粉どうかな??というときに,先生も見たりするようです。
歯科医の先生から見ても,各分野で専門的な治療をしている歯科医が回答をしていて,信頼性があるとか!


一番は,信頼できる「かかりつけ歯科医」に相談することでしょうが,「この治療ってどうなんだろう?」と疑問に思った場合には,サイトできいてみるのもいいかもしれませんね。

私は,子どものことや家族のことで,どの病院に行くべきか分からないときは,まずは,知り合いの病院の方・医師からどこに行くべきかを聞いています。

弁護士も,それぞれ得意分野があるので,弁護士に聞くと,その分野ならこの弁護士・・・というのが分かりますね。


ネットで溢れた情報の中で・・・どの情報が正しいのか,分かりますか?
まずは,その分野の専門家に直接聞いてみるのが正解ですね。

 

 
3 理想的な歯科医の選び方
 

理想的な歯科医の選び方は,なんでしょうか?

「歯の悩み」によっても違うでしょうが・・・
共通するところでは,


・メリット・デメリットを伝えて,「選択」をさせてくれる
・写真で細部を見られるなど「設備」の充実
・歯科衛生士の数

を教えていただきました。

 

特に,歯科衛生士の数は重要なようです。
日本では全国平均,ひとつの歯科に1.1人。岐阜は0.9人。

歯周病の悪化が,歯を溶かしてしまうのですが,その予防には,歯周病菌のえさになる「歯茎からの出血」の改善の必要があるようです。
その対応には,歯科衛生士が関わっています。

そのため,歯科衛生士がいなければ,このような「予防」に歯科医が時間を割くことが難しいのですね。

藤本先生の所では,なんと,全国平均を大きく上回る4人の歯科衛生士が在籍しているそうです。


先生のお人柄だけでなく,設備の充実,人材の充実で,人気の理由も分かりますね。

デメリット,メリットを伝えて「本人に選んでもらう」という視点もとても共感しました。
私も弁護士として,その点をとても重視しています。やはり,治療も,どこまで争っていくかも,自分で人生は「決める」という意識が大切ですね。


みなさんの「かかりつけ歯科医」は,どのように選ばれていますか?

 

まとめ

 

先生は,保険診療の限界も話されていました。
日本は,皆保険の国で本当に恵まれていますが,実際には,保険診療と自由診療では,使える材料,技工士の技術力など明らかに違うのが実態です。

歯周病はその他の病気にも関わってきますし,歯の美しさは,表情の美しさにも大きく関与します。
「身体」という,とっても大切な「資本」。

自分自身は,本当にいい治療については,自由診療も選択できるようでありたい,と改めて思いました。


材料,技術にこだわって治療をしたい,というのが,専門家,技術者としての気持ちですが,そのためには,限られた自分の時間・資源を使って,経営が成り立ち,家族が生活していけなければ,その「専門的」な仕事を追及していけません。

弁護士も「専門職」「技術職」ですから,自分の得意とする特定分野で「研究家」として突き詰めて学び,技術も熟練し,最高の仕事がしたい,という気持ちがとてもよく分かります。


私たちで言うと,保険診療は,「法テラス」の制度,「国選弁護制度」と似たところがあるかな・・・と思いました。
決して,関与されている弁護士の技術力が低い,ということではないけれど,その「設置目的」からすれば,あまねく法律問題,あらゆる刑事問題に関わる人に対して,サービスをする以上,特定分野で最高の研究をし,経験を積みながら,仕事をするのが難しいだろうな・・・とは思います。


一方で,

私は「人間性」「親しみやすさ」も,これから長く付き合っていく「専門家」,一緒に困難を乗り越える「専門家」を選ぶ場合には,「専門技術」と並ぶくらい大事だと思っています。

うちの娘は,歯並びが良くないので,これから歯の矯正治療をする予定ですが,最終的に選んだのは,「娘がこの先生がいい」と言った歯科医の先生です。

矯正治療も,弁護士として手続きをするときもそうですが,一番大変なのは,やはり・・本人です。

特に「歯の矯正治療」は,とっても,子どもがいたがって,大変だった,親子で泣いていた,と叔母から聞いていたので,それを一緒に乗り越えられると思える「パートナー」と思えることが大切だなと思いました。

 

しかし,「技術はどうなのかな?」と思って,講演後,藤本先生に個別にメッセージをしたところ,とっても丁寧に対応して下さいました。

「専門的技術力」「人間性・親しみやすさ」を兼ね備えた専門家って・・・なかなか両立するのが難しいな,というのが同じ「専門家」としての実感ですが,「ふじもと歯科」は,その両方を備えていると思います。


「矯正歯科」は,人間的にも信頼できる「矯正学会認定医」の先生に非常勤で勤務してもらうようにされたそう。

「矯正医」以外にもインプラント、義歯のスペシャリストの先生に月に2回大阪から来てもらっているとか・・・


「歯」の総合病院,総合歯科をめざしている~,とっても素敵だなと思いました。こんな「歯科」が近くにあるなんて,幸運ですね♪


みなさんのお仕事は,「専門技術」で勝負されていますか?「親しみやすさ・親身になってくれる」ということですか?

 

自分が帰ってきたときには,閑散となりつつあった医院を,ここまで人気の歯科にされた藤本先生の視点は,「治す治療」から「予防する治療」へ,という視点でしょうか。

「今求められることを,当たり前のことを当たり前にしただけ」といわれた,その「経営者」としての視点も,とてもすごいと思いました。

また,お話したいです!

 

このブログが,「歯」のメンテナンスを怠りがちな経営者の皆様,歯医者さん選びってどうすればいいの?歯の情報って何が正しいの?という子育て中のお母様,お父様,競争が激化してきた業種の経営者の方々のお役に立てますように~

今回も,最後まで読んで下さって,ありがとうございました!