多治見ききょう法律事務所

弁護士 木下 貴子 ブログ

子どもは親を癒やすために生まれてくる,は本当なのかも!?

子どもは親を癒やすために生まれてくる,は本当なのかも!?

006いつも読んでいただき,ありがとうございます!

今回は,私の愛する子どもたちの話です♪


最近ユニークな息子(小1)のことがあって(夏休み中に,消防団に保護されました・・・),お姉ちゃんである娘(小5)にはつらい思いをさせることが多いです。

写真は,娘が,予定が分かっている方が安心してやれる息子のために,毎日の時間割を書き込んでくれているものです。

裏には,いつも「かわいらしい絵と言葉」があって,笑えたり,あたたか~い気持ちになります。


息子のおかげで,娘のアイディアの豊かなこと,弟想いであること,娘が「当たり前のことを当たり前のようにやってくれていたこと」が実は偉大だったこと,など気づかされた。


自分の子どもたちのことや,離婚のご依頼者の話も聞きながら「やっぱり,子どもは親を選んで生まれてくるのかも」と思ったので,そのお話もしたいと思います。

うちの夫は,断固としてこういう説には反対なのですが・・・(笑)

「子どもは親を選んでくる」「子どもは親を癒やすために生まれてくる」というのは,本当なのでしょうか?

 

1 娘のアイディア


息子は,水曜日だけ,習い事のために学童に行かずに,自宅に帰ってきています。
小学校1年生の途中からは,学年下校(1年生だけで帰る下校)で帰ることになりました。
しかし!今でもふらふらして,登下校中にとまったりしてしまう息子。学校から心配されました。

つい最近までは,私の母が迎えに行ってくれていましたが,足が痛くなり,手術する可能性もあるほどになってしまったので,行けなくなってしまった。
学校からは,学童に行ってもらって,車で迎えに来てはどうか・・・という話も。

けれど・・・わがままだけれど,いつかは自分で帰ってこれるように練習したい。

そんな話を私が,母としていたら,娘が言ってくれた。

「水曜日は,5年生も同じ時間に帰るから,私が一緒に帰るよ」


・・・すごく嬉しくて,泣けました。

5年生のお友達とは,離れて帰ることになって目立ってしまうだろうし,「責任」を感じないか,とても不安だったけど,

「2人きりなら,おとなしいから大丈夫」と言ってくれて,心からほっとした。

学校は,娘のことを心配して,それでも最初は大人が付き添った方がいい,ということだったので,多治見市の制度である「ファミリーサポート制度」を利用して,お迎えをお願いしています。


娘と息子が,1年生の学年下校の班の最後尾に歩いて,その後ろを見守って歩いて下さっています。

地域の皆様にも助けてもらいながら,本当にいかされている息子。
大人が考えられないようなアイディアで助けてくれる娘。

息子のおかげで,娘のアイディア作成能力が開発されたかも!
娘の良さ,地域の人に助けられている大切さが改めて分かって感謝できた・・息子にも感謝ですね。

もし,私を選んで生まれてきてくれたのなら・・・本当に2人ともありがとうね。

 


2 消防団保護事件


夏休み・・・

子どもたちを私の母の家(実家)に預けて,仕事をしていました。

突然母からメール「もう 子どもたちは見れませんので」。

電話で話そうとしても,すぐに母に切られ,話すこともできず(そういう母なんです・・),なんとか一緒にいた娘に話を聞こうと,「電話変わって」と言って話を聞き出し,事情が分かりました。

息子が,黙って実家から外に出ていって,行方不明となり,みんなで探したそうなんです。

そうしたら,山に続く脇道を1人で歩き続けて,最後は,消防団の方々に保護していただいてたとか。
(消防団の皆様,ありがとうございました~~)


なんとか,息子と母にも話をして,その後も実家に行っていいことにはなったけれど,私の姉はあまり,よく思っていなかったようです。
(私の子どもたちのこと,もし,何かあったら,母の責任になってしまうことを気遣ってのことなのですが)

行方不明になったとき,私の姉も子どもたちと一緒に来ていて,一緒に探してくれており,その大変さを感じたのだと思います。

しかし,その様子を見て,娘は怒っていました。
「こんなにかわいい のに,邪魔者扱いするなんて」・・・と。

本当は,娘が一番大変だと思うけれど,息子が「きてほしくない」と思われていることを自分のことのように怒っている娘がなにか・・・(不謹慎ですが)とても微笑ましかったです。


うちの母は,かなり奔放主義なので,実家に行くときは,娘に「あんたがしっかり(息子を)みていてね」と言っていました。

小学校5年生の子どもにこんなに負担かけているのにね。ごめんね。

弟のこと,こんなに愛してくれて,ありがとうね。

 

 

3 子どもは親を選んで生まれてくるの?

みなさんは,「子どもは親を選んで生まれてくる」という説,信じますか?

論理と証明を基本とする「弁護士」としては,なかなか「そうなんです」とは言えないのだけれど,私自身は,本当にそうかも知れないな,そうであったらいいな~と思ったりします。

そういう話もよく聞くようになり,池川明医師の書かれた本「ママのおなかをえらんできたよ」も読んだりしました。

息子に4歳頃にきいたときは,「きいろのすべりだいをすべってお母さんのおなかに入った。最初はおばあちゃんのおなかに入ろうと思ったけど,×となっていて,はいれなかったから,お母さんのおなかに入った」というようなことを言いました。

 

・・・おばあちゃんを選んできたんか~い?とはおもいつつ(笑)。

 

私から聞いたから,無理矢理答えたのかも知れないし,分からないな・・・とは思っていました。


しかし!最近,離婚のご依頼者が言っていたことがすごく印象的だったのでご紹介したいと思います。

 

「娘が,小さい頃,ママが辛そうだったから助けたいと思ってママの所に来た。ママは,私とママをぎゅーっとしてくれる人と早く一緒になろうね,って言われたんです。それを聞いて,自然に涙が出ました。娘は,私には見えないものに対して,手を振ったり,話していることもありました。」という話。

なぜか,その日,そういう話を私にして下さり,離婚調停も成立しました。


「子どもへの虐待」もあって,子どもたちからは,「自分がこんな親を選んで生まれてきたはずがない」という声もあるのも知っています。

・・・だから,私を選んだのはあなたでしょ,なんて「無責任」に子どもに言うつもりはない。
離婚も,子どもが言うから離婚する,っていうことでは絶対にない。


けれど,子どもたちは,本当に親が楽になれること,笑顔になれること,それを望んでいるような気がしています。

私の2人の子どもたち,私を選んで生まれてきてくれた・・・の?

息子のおかげで,日常的に「泣く場面」はめちゃめちゃ増えたけど(泣),その分笑える場面も,「ありがたい」って心から思える場面も増えたかな。

とにかく,ありがとう!!!

 


まとめ


うちの母と娘が最近「俳句」にめざめています。
70過ぎても,うちの母が,また,何かを勉強しようとしている姿が,私は好きです。
・・私も母を選んで生まれてきたのかも(笑)。


少し前に,娘が「標語」を応募して,入賞しました~親ばかだけど,すっごい嬉しかったです。
親に誉められるのと,社会で認められるのとは,また違う「自信」がつきますよね!ありがとうございます。

今日は,「わがまち 多治見大好き講座 美濃焼名人になろう」で子どもたち2人は作陶に行きます。
私がずっと付き添っているわけではないので,息子のことは若干不安ですが・・・「ものづくり」は好きなので,なんとかなると,信じます。

(ご迷惑かけたらすみません・・・)


色々経験して,自分が何が好きなのか,何を楽しいと思うのか,何が得意なのか・・・気づいてくれたら嬉しいです。

多治見市の「土曜学習」の取り組みにも感謝しています~~


このブログを読んで下さった皆さまが「もしかして,子どもって神秘的かも!」とワクワクし,めにみえないものに思いをはせてみる「豊かな」一日となりますように…


今回も最後まで読んで下さって,ありがとうございました!