悲!よい子に育たないのは母親の責任?

026みなさま,おはようございます。
今日は,子どもたち2人の参観日です~

私も先生との出会いによって,弁護士をめざしたので
子どもたちが,先生と出会って,何か新たな発見ができたら,嬉しいな~と思います。

しかし!
そんなきれいごとを言っていられるほど,うちの下の子(息子)はいわゆる「いい子」ではなく・・


保育園の頃は,お友達を噛んでしまうことで悩み・・・
小学生になった今は「やってはいけない」と言われたことに限ってなぜかやりたがり・・・
「これから,○○を一緒にやりましょう!」という場合には,絶対すぐにやらない・・・
集団登校では,班長さんの旗を奪って,勝手に一番前に行ってすたすた歩く・・・


先生にとっては,きっとかわいげの無い子です(悲)
いわゆる「いい子」だった私(笑)には理解不能です!!!
(写真は私にとっては,かわいい息子の作品です)

今回は,そんな母である私の悩み・・・

子育てがうまくいっていないと
「あなたの育て方が悪いんじゃないの?」
と言われてしまう「悲しさ」「辛さ」について,母親の気持ちを知ってもらえたらな・・・
と思います。

実際,離婚相談をしていると,そんな妻の気持ちが分からないことで,壊れてしまう夫婦関係も多いので,

是非,男性の皆様は,そんな妻・母の気持ちを少し分かってもらえたら夫婦円満のお役に立つはず!
そして,私と同じ悩みを持つお母さま,一緒にその「つらさ」をどう乗り越えていったらいいか,考えるヒントになればと思います。

 

1 いいことと悪いことを教えなさい

これは,少し前に私の父から言われた言葉です。

春休み中,息子が私の実家に行っていたのですが,私の父が大事にしている碁石を何度言ってもぐちゃぐちゃにし,
勝手に外に出て行った息子を心配して,父が呼び止めれば,ふてくされて玄関のドアをがんがん蹴る・・・
という息子の様子に,怒った父が私に言ったことです。

・・そうなんです。
私も,いつも,「やってはいけない」と言っているのに,やって本当に困ってるの。
けど,どうしたら,やらなくなるの?・・・

父は私が小さい頃から単身赴任していたので,殆ど私の養育には関わってもらった記憶が無い。
そういう父に「育て方」を言われて,「子育てしとらんのに,何が分かるの~」と思ってしまったのが正直なところ。
そして,とてもつらかったです・・・やり方分かってるのなら,教えて欲しい・・・

多くのお母さんは,本当にどうやって子育てしたらいいか,分からなくて悩んでると思う。
「いいことと悪いことを教えていない」母親はあまりいないんじゃないかな・・・
だけど,どうやって教えたら,子どもが本当にそれを理解して,やってくれるのかが分からないと思う。


私は,身にしみて,この言葉を言われたときの辛さが分かるので,離婚相談に来た女性が「夫は,全然子育てに関わっていないのに,おまえの子育ての仕方が悪い」と言われるのです,という言葉に共感してしまいます。


そして,「お母さん,それは本当に悲しいですよね。男性にはその気持ちが分からないんです・・・」と言っています。

なので,夫婦円満をめざす夫の皆様,男性の皆様は,「子育ての仕方が悪い」と言い放つのではなく,
「どうしたら,子どものよくないところがなおせそうか,一緒に知恵を出して欲しい」
と思います。

 


2 愛情不足では?

これも働いている母は,よく言われる言葉ではないでしょうか。
私もはっきりとは言われませんが,保育園の先生にはそんな感じのことも言われましたし,なんと言ってもうちの母にそのまま言われます。
(母も保育園・幼稚園の園長をしていたので,バリバリ働く母でしたが,それと比べても私の仕事時間は多いらしい)
夫の母は,とても優しい方なので,そういう言い方はしないのですが「貴子さんは忙しいから・・」と言われると,「ぐさっ」ときたりします。

この言葉,働いている母には本当に辛く・悲しく響きます。
働いている母は,自分自身でも,子どもとの時間が十分に取れていないのではないか,愛情不足となっていないか,と既に自分で自分を責めています。
働いていることで,子どもに負担をかけてしまってごめんね・・・って既に思っているんです。

そこに,この言葉を言われると,追い打ちをかけます。
働いている母は,働きながらも,精一杯子どもに愛情を注いでいるつもり・・・だと思います。

これ以上,子どもとの時間を取ろうとすると,仕事を制限するか・・・それも一つの選択かも知れません。
でも,例えばシングルマザーだったりすれば,生活のために長時間働かなければいけないこともあるかもしれませんし,
そうでなくとも,母親自身が,「社会に役に立っている」と実感するために働きたい,という気持ちもあるのです。

私自身も,弁護士という仕事をすることで,社会から必要とされている,という生き甲斐を持って,楽しく生きられています。
個人的な意見かも,ですが,私も楽しそうに働く母が大好きでしたので,私自身はお母さんが楽しそうにしていることこそ,子どもにとって嬉しいことだと思っています。


なので,夫の皆様,男性の皆様にかぎらず,これは女性の皆様からも言われてしまう言葉ですが,働いている女性に安易に「愛情不足では?」というのはやめてほしいな・・と思います。


もし,本当にそう感じるのであれば,具体的にそのお母さんが働いていない時間に過ごしている子どもとの過ごし方をきいたり,働き方を聞いたりして,子どもとの時間を充実させるためのアイデアをアドバイスしてもらえたら,嬉しいなと思います。

 

3 でも,子育ては母親の責任
 

そもそも,男性と同じように仕事をするようになってくると・・・
なぜ,女性だからという理由で子育ての責任が母親にあると言われなくてはならないの!と思います。

以前書きましたが,妻も働いている場合に,家事,育児を手伝ってくれない夫に対して,妻は憤りを感じています↓
(女が離婚を決意する瞬間とは

 

なので,子育てを妻(母)1人の責任にするのでは無く,父,祖父母,近所の方々が「子どもは社会で育てる」という考えで,それぞれ自分が何が出来るのか,考えてもらえたら嬉しいな,と思います。

けれども,私自身は,諦めて,やっぱり子育ての第一次的な責任は母である自分が持とう,と思いました。

最近の父母とのやりとりの中で,こんな中学校の先生の言葉を思い出したからです。


「共同責任は無責任」


それは,「ミミズ」を使った理科の実験のときでした。
その実験に当たって,班ごとに一匹(?)のミミズを捕まえて持ってくるように言われました。
そのため,私たちの班では,「じゃあ,それぞれ見つけたら捕まえてこようね」
と言って,当日を迎えました。

・・・多分他の班もそうだったと思います。

当日。うちの班は,私が捕まえてきたミミズがあって,実験をしました。
ところが,他の班は,殆ど誰もミミズを捕まえてこなかったのです・・・

そのとき,私が好きだった中学校の先生が言った言葉が
この「共同責任は無責任」だったのです。

私は,もしかしたら,誰もミミズを捕まえてこないかも知れない・・・という気持ちがよぎって,
ミミズを捕まえました。それを,先生も誉めてくれました。


やはり,「あなたが責任を持って捕まえてくる」と決めなければ,
自分が責任を持って捕まえてくる」と決めなければ,
責任感がうまれない気がします。


私だって,子育ての責任から逃れたい。

家事も育児も仕事もそれなりにやってるつもりだけど,さらに「子育ての責任は母が負う」のは本当に辛い。
いい子じゃ無いからって,それは,私のせいじゃないでしょ,あなただって父親でしょ,って言いたい。

でも,やっぱり第一次的な責任は自分が持とう,と決めました。
そうじゃないと,結局みんなが「だれかがやってくれるだろう」という「無責任」になってしまいそうな気がしたので・・・

世の中の多くのお母さんは,口に出さなくとも自分が子育ての責任者だと思っています。
だから,それをさらに責めるのではなく,あたたかい心で助けてもらえたらな・・・と思います。
女性も男性以上の働く世の中になれば,夫婦間において,第一次的な子育ての責任者は父ですよ,と決める夫婦があってもいいと思います。
(ただ,その場合でも,責任を押しつけるのではなく,子育てリーダーを一方にするだけで,一緒に子育ての責任を持って欲しいと思います)

 

・・・働きながらも,私たち子どもを英会話,器械体操,そろばんなどに送迎してくれていた母,車の中で食べたお弁当,すごく覚えています。
しっかり,育ててもらった母からの言葉「愛情不足」は厳しい言葉だったけど,やっぱり母が言うから,心に響いた。
もう少し,時間を調整して,自分も子どもたちのために使える時間を増やしたい,と思います。

娘(5年生)の担任の先生は,算数の先生。私が父親に教えてもらったマッチ棒クイズ,を出してくれる先生。
そういえば,父には,そういう問題(人食い人種問題,知ってます?)を教えてもらったな・・・と思い出しました。
・・・お父さんも,子育てしてくれてたんですね。父と子どもとの時間もやっぱり大事だと思います。

 

それでは「子育て」の責任を持ってくれている母・妻が少しでも,温かい気持ちになってもらうためのヒントとなりますように♪
参観日,楽しんで(息子の行動にドキドキですが・・・)行ってきます~~~

最後まで読んで下さって,ありがとうございました♪

この記事を書いた弁護士

木下貴子
木下貴子
岐阜県多治見市で初の女性弁護士となり18年目。
岐阜県立多治見病院など地元事業者の顧問弁護士を務め,法律のみならず経営に関するアドバイスも行っています。
個人のお客様には,離婚,相続,不動産案件を多く取扱っています。
著書「離婚調停は話し方で変わる」は,Amazonランキング「法律」部門ほか5部門で第1位を獲得。
相談は,親身,気軽,自分で決めるをモットーとしています。お気軽にご相談ください。

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